
天真爛漫な笑顔が魅力のお笑い芸人 みやぞんさんへ、「暮らしに笑顔を届ける」をコンセプトに運営するニュースメディア『amy happy days』がインタビュー。
みやぞんさんが語ってくれたエピソードを「にこにこ」「のんびり」「わくわく」「おもしろ」「ほっこり」といった5つのテーマでお届けします。
今回は第1回の「にこにこ」エピソード。みやぞんさんのトレードマークである「笑顔」をテーマに、お話を伺いました。
●本連載は全5回でお届けしています。これまでの記事はこちらからご覧ください。
- みやぞんが、どんなときも「笑顔で楽しく生きる」と決めた理由【みやぞん × amy happy days 連載 第1回】
- みやぞんがおうち時間で気づいた「幸せ」とは?【みやぞん × amy happy days連載 第2回】
- 笑いは“お持ち帰り”できる!?みやぞん流 笑いの哲学とは?【みやぞん × amy happy days 連載 第3回】
- 海外の人は「ハッキリ言う」から素敵。みやぞんが海外ロケで感じた日本との違い【みやぞん × amy happy days 連載 第4回】
- 絶対に自分を責めない、みやぞんが考える幸せ論【みやぞん × amy happy days 連載 第5回】
疲れて帰ってきた母ちゃんが「あぁ、この笑顔で全部疲れとれた」って言うんですよ

いつも笑顔で明るい印象のみやぞんさんですが、やはりご自身でも明るい性格だと思いますか?
明るい性格なのかな…。僕だって意外と悩むこともありますよ(笑)。「明るい性格」というよりは「明るくいることが好き」なんだと思います。人生において、すべての正解は「笑顔で明るくいること」だと思っているので。
そこまで確信されているんですね。
例えば、いま僕が突然落ち込んで暗い表情になったらどうします?「インタビュー中にやめてくれよ〜」ってなるじゃないですか(笑)「質問にうまく応えられないし、僕って駄目な人間なんですよ」って自分を責めはじめたら空気悪くなりますよね。
ネガティブな状態が周囲の人にも伝染してしまう、ということですね?
そうなんです。自分がネガティブだと周りは目を伏せてしまって、空気が悪くなる。「あぁ、なんで私はあなたの期待に応えられないんだろう」って落ち込むことは、相手のことをすごく思っているようで、実は相手の気持ちを無視しているかもしれない。もちろん人間だからネガティブに考えちゃうこともあるし、それでも構わないんだけれども、僕はできるだけポジティブでいたい。
明るいとすごく場の雰囲気が良くなるんですよ。雰囲気が良くなれば、いろんなものが味方してくれるような気になるんで。何かに挑戦する時もそう。雰囲気が良いと、周りの人も「やってみよう!」とか「これいけそうな気がする!」って言ってくれる。だからどんなときも「笑顔」が大事だと思ってます。
「笑顔」が大事だというのは、小さい頃から感じていたんですか?
母ちゃんの影響があったかもしれない。子どもの頃、夜遅くに仕事帰りの母ちゃんが帰ってきて。寝てるのに「だい〜(みやぞんの本名)」って呼ぶんですよ。起きたら「ニコって笑って」って言われて。笑ったら「あぁ、この笑顔で全部疲れとれた」っていうわけ。だから、子どもの頃からなんとなく笑顔は人を元気にさせる力があるっていうのは感じてたかな。
今この瞬間を全力で生きているからあまり悩まない
毎日お忙しくされていますが、お休みは取れていますか?
なかなか取れてないですね。でも目の前のことを、全力でやるだけだと思ってます。 「明日がんばろう」じゃなくって今! 「いつかいいことある」じゃなくて今!
今この瞬間が幸せなんです。 この後死ぬかもしれないし、常に一瞬一瞬を全力で生きる。 その積み重ねが振り返ったときに「いい人生だったなぁ」って思えるんじゃないかな。
だからあんまり悩まないんですよ。明日のことを考えてないから(笑)
「楽しく生きたい」のは、人生がつまらないから。だから楽しくする

大事にされてる「座右の銘」ってありますか?
うーん、「どんなときも楽しく、やるぞやるぞやるぞー!」かなあ。
こんなこと言っちゃうとびっくりするかもしれませんけど…人生ってつまんない気がする。 つまんなくないですか? 楽しいかな?
確かに、頑張って楽しもうとしてるところはあるかもしれません…。
そう。楽しくしていかないと、つまんないんですよ。人生そのものが楽しかったら、みんな悩んだりしないし。「楽しく生きたい」のは、人生が楽しくないから。だから楽しくする。
深いお話ですね。「楽しまないと楽しめない」って逆説的というか。
だからどんなときも「楽しいな〜」って思えばいいんじゃないかな。
例えば「今日ダメ出しあります?」とか言いづらいことがあったとしても、面白く言ってみる。仕事だって、しかめっ面したり、早く終わんないかなとか思うんじゃなくて、全力で楽しむ! そうしていくと、家に帰るとき「今日も楽しかったなぁ〜」って思えますよね?
自分で楽しいことを作ったり、明るい会話をしていけば、人生はもっと楽しくなる気がします。つまんなかったとしても、たった一度の人生だし、せっかくもらった命だから。自分なりに、楽しんで生きていきたいなっていうのはありますね。
人に親切にしたり、良い言葉を使い合ったり。人が優しさや愛に気づいて未来は良くなっていく

コロナ禍でネガティブなニュースや意見がたくさん見られるようになりましたが、みやぞんさんはどのように捉えていますか?
この状況を戦争だとか言う人もいるけれども、基本的に僕はどんどんいい時代になってると思ってます。
例えば、戦国時代とかに人は殺し合いをしていたわけですけど、それはよくないなって気づいたことで今があるわけじゃないですか。これは昔経験したからわかったよ、こうやると人が傷つくってわかったよ、こうやると世界が喧嘩しちゃうってわかったよって。そんな時代の積み重ねで、人が優しさや愛に気づいて、良くなってきたと思うんですよね。
未来は今よりもっと悪くなるんじゃないかとか、ネガティブなことを考えがちだけど絶対大丈夫。自分のできる範囲で人に親切にしたり、良い言葉を使い合ったり。この状態もみんなで力を合わせてやっていこうよって思える時代だと僕は思うので。
だからこの状況も必ずいい方向につながるし、未来は良くなっていくと僕は信じてます。
みやぞん
1985年生まれ、東京都足立区出身のお笑い芸人。 2009年、幼なじみのあらぽんとお笑いコンビ・ANZEN漫才を結成。 一度見たら忘れられない規格外の天然キャラと天真爛漫な笑顔が魅力。 歌ネタを得意とし、自主制作曲「足立区の歌」で足立CMグランプリ2年連続受賞。 「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ)や「天才てれびくん hello,」(NHK Eテレ)などの人気番組にレギュラー出演中。
●本連載は全5回でお届けしています。これまでの記事はこちらからご覧ください。
- みやぞんが、どんなときも「笑顔で楽しく生きる」と決めた理由【みやぞん × amy happy days 連載 第1回】
- みやぞんがおうち時間で気づいた「幸せ」とは?【みやぞん × amy happy days連載 第2回】
- 笑いは“お持ち帰り”できる!?みやぞん流 笑いの哲学とは?【みやぞん × amy happy days 連載 第3回】
- 海外の人は「ハッキリ言う」から素敵。みやぞんが海外ロケで感じた日本との違い【みやぞん × amy happy days 連載 第4回】
- 絶対に自分を責めない、みやぞんが考える幸せ論【みやぞん × amy happy days 連載 第5回】