
天真爛漫な笑顔が魅力のお笑い芸人「みやぞん」さんへ、「暮らしに笑顔を届ける」をコンセプトに運営するニュースメディア『amy happy days』がインタビュー。
みやぞんさんが語ってくれたエピソードを「にこにこ」「のんびり」「わくわく」「おもしろ」「ほっこり」といった5つのテーマでお届けします。
今回は第3回の「わくわく」エピソード。みやぞんさんが考える「お笑い」の価値観や可能性、そして「お笑い」を通して届けたい想いについて伺いました。
●本連載は全5回でお届けしています。これまでの記事はこちらからご覧ください。
- みやぞんが、どんなときも「笑顔で楽しく生きる」と決めた理由【みやぞん × amy happy days 連載 第1回】
- みやぞんがおうち時間で気づいた「幸せ」とは?【みやぞん × amy happy days連載 第2回】
- 笑いは“お持ち帰り”できる!?みやぞん流 笑いの哲学とは?【みやぞん × amy happy days 連載 第3回】
- 海外の人は「ハッキリ言う」から素敵。みやぞんが海外ロケで感じた日本との違い【みやぞん × amy happy days 連載 第4回】
- 絶対に自分を責めない、みやぞんが考える幸せ論【みやぞん × amy happy days 連載 第5回】
最低限人間として魅力的にならないと、芸人なんて自分には無理だなって思った

今のみやぞんさんの芸風(笑顔+リーゼント)は、どのようにして生まれたのでしょうか?
正直、お笑いやろうって決めたときに、自分つまんないな、才能がないなって気づいたんですよ。 だから最低限人間として魅力的にならないと、芸人なんて自分には無理だなって思ったんです。
僕って一重だし、目つき怖いでしょ? だからダメだって諦めるんじゃなくて、だったら他にこんなのあるぜ! だったらもっと人よりやってやるぜ!って。 そんなふうに前向きに考えたときに、僕にとっての「何か」は、母ちゃんが褒めてくれた「笑顔」かなって思ったんです。
「自分はブサイクだからダメ」じゃなくて、「ブサイクだからもっと笑ってみよう」、「髪の毛カッコ悪いからリーゼントにしてみよう」ってどんどんポジティブに切り替えていった。 まぁ、もともとよく笑うタイプではあったけど、今の「みやぞん」でいこうって思ったのは、母ちゃんの影響かもしれない。
例え30分でも、観る前と観た後で、テレビの前の人が少しでも良い方向に変わってくれたらいいな
外出自粛期間中、ファンの方から「元気づけてほしい」といったお便りやメッセージをたくさんいただいたそうですね。改めて「お笑い芸人」という仕事の使命感のようなものを感じられたのでしょうか?
使命感はありますね。僕、ジャッキー・チェンが大好きで、落ち込んだときや、足を怪我して入院してたときによくジャッキーの映画を観てたんですけど、見終わったとき、不思議と気分が晴れてたり、手術が怖くなくなってたんです。
だって、映画の中のジャッキーは骨折してるのに、車椅子に乗りながら足上げて笑ってたんですよ!?(笑)足が折れてもジャッキーは笑ってるんだから、僕の手術もたいしたことないんじゃないかなって思えた、あの魔法のような2時間っ!!!たった数時間、数分でも人の人生は変えられるって。今でもそんな気がするんですよね。
だからテレビに出るときは、例え30分番組でも、観る前と観た後でテレビの前の人が少しでも良い方向に変わってくれたらいいな、そのためにはどうしたらいいだろう?っていつも考えるようにしてます。
例えば、「アス友」(中京テレビ)っていう30分の深夜番組をヒロミさんとやらせてもらってるんですけど、深夜って暗いイメージがあるから、オープニングは明るく入りたいなとか。そんなふうに心がけてます。それが使命感かな。
人が良い方向に変わるというのは?
とにかくふわっと、心が軽くなってもらえたらいいなって思います。「みやぞんもこんなダメなところあるんだ、なら自分も大丈夫かな」って。それだけで楽になると思うし、僕だけが特別じゃなくて、皆んな同じだよって言いたいですね。
「面白いね」って笑えるのは、その人の心がハッピーだから

では、みやぞんさんが「お笑い」を通して届けたいものというのはやはり…
やっぱり「笑顔」ですよねえ、ベタですけど。笑っていただいて、明るくなっていただいて。「笑えたら勝ち!」って思ってほしいです。
ちょっとしたことでも笑えるのって、自分のメンタルがいい状態だからだと思うんですよ。今の世の中って、皆んながその“笑える芽”をもってるんじゃないかなって感じるんですよね。だって、どんなに面白いことを言っても、自分のメンタルが病んでいると笑えないじゃないですか。たいしたことやってなくても「面白いね」って笑えるのは、その人の心がハッピーだからだと思う。
きっと、誰に見せても絶対に笑えるテクニックってのはないんじゃないかな。お葬式のときに漫才やっても笑えないのと一緒で、笑えるかどうか皆んなが持っている心のメンタル次第だと思うんです。
いま、YouTubeやテレビでいろんな芸人さんが出てきてるのは、皆んなの“笑える芽”が増えてきてるってこと。だから僕はすごくうれしいですよ。僕みたいな素人に近い人間がテレビに出て、皆んなが笑ってくれるのを見ると、本当に良い時代になったなあと(笑)
もっともっとささいなことで笑える、ハッピーな世の中になったらいいなって思いますね。
1回きりじゃなくて、何度でも味わえる。それが「お笑い」のいいところ
みやぞんさん自身が「お笑い」に救われたというか、元気をもらった体験はありますか?
もう〜、もらいっぱなしですよ。ドリフ(ザ・ドリフターズ)さん、ダウンタウンさん、とんねるずさん…どの芸人さんもスゴいので「特にこの人!」っていうのはないんですけど。
学生時代、お笑い番組を見た翌日は学校中がその話題で持ちきりだったんですよ。その会話だけで皆んなハッピーになるでしょ!?だから「お笑い」って未来に移動できるんだなあって!
移動できるというのは…?
例えば、クッキーをもらって食べたらそこでおしまいですよね? そのおいしさは次の日に持ち越せないじゃないですか。 でも「お笑い」って、次の日に思い出し笑いしたり、学校で友だちと共有して笑い合ったり。 未来に持ち帰りできるというか。1回きりじゃなくて、何度でも味わえるところ。それが「お笑い」のいいところだなって思いましたね。
あと小学校のとき、僕は好きな女の子に「勉強できてすごいね」って言われても、「スポーツできてすごいね」って言われてもなんとも思わなかったんですけど、 「面白いね」っていわれた瞬間に「僕のこと好き?」って勘違いしちゃうような男の子でした。 なぜだか「面白いこと」が自分にとって最上級なんだっていう、そんな価値観がありましたね。 ただの勘違い野郎ですけど(笑) だから、僕は当時から「お笑い」しか考えてなかったですね。
※次回の連載記事は8月14日(金)18:00を予定しております。お楽しみに!
みやぞん
1985年生まれ、東京都足立区出身のお笑い芸人。 2009年、幼なじみのあらぽんとお笑いコンビ・ANZEN漫才を結成。 一度見たら忘れられない規格外の天然キャラと天真爛漫な笑顔が魅力。 歌ネタを得意とし、自主制作曲「足立区の歌」で足立CMグランプリ2年連続受賞。 「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ)や「天才てれびくん hello,」(NHK Eテレ)などの人気番組にレギュラー出演中。
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