
暑さもひと段落し秋色深まる中、みなさんにとっての秋は何を連想されますか?
「スポーツの秋」や「読書の秋」、「味覚の秋」など、さまざまな秋が思い浮かびますが、中でも忘れてはならないのが「芸術の秋」です。
ここでは、2020年秋・9~11月会期予定となっている、おすすめの美術展・展示会を6つご紹介します。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
1824年設立の西洋絵画に特化した世界屈指の美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー。今回、国立西洋美術館で開催される「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」では、ルネサンスから後期印象派の同館所蔵作品61点が展示されます。
本展はイギリス国外初となる大規模所蔵作品展となり、クリヴェッリの『聖エミディウスを伴う受胎告知』やゴッホの『ひまわり』といった著名作品が日本初公開ということもあり、日本芸術史上においても貴重な美術展であると話題を集めています!
- 展示会名称:ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
- 会場:国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)
- 会期:2020年6月18日(木)~10月18日(日)
- 入場料:
当日(日時指定入場券)/一般=1,700円、大学生=1,100円、高校生=700円
※中学生以下は無料。
※心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)。「日時指定券」や整理券のご利用は不要です。会場係員にお声がけください。 - 休館日:月曜日
- 開館時間:9時30分~17時30分(金・土は21時まで開館、入館は閉館の30分前まで)
リニューアル・オープン記念展 Ⅱ 日本美術の裏の裏
会場となるサントリー美術館は、1961年の開館以来「日本人にとっての『生活の中の美』をひとりでも多くの方に愉しんでいただくこと」を基本理念としてきました。
本展では、生活の中の美の「愉しみ方」に焦点をあて、個性豊かな収蔵品の中から、日本ならではの美意識に根ざした作品が展示されています。
- 展示会名称:リニューアル・オープン記念展 Ⅱ 日本美術の裏の裏
- 会場:サントリー美術館(東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F)
- 会期:2020年9月30日(水)~11月29日(日)
- 入場料:一般=1,500(1,300)円、高大生=1,000(800)円
※( )内は前売料金
※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方はご本人と介護の方1名様は無料 - 休館日:火曜日(11月3日・11月24日は開館)
- 開館時間:10時~18時(金・土、11月2日、11月22日は20時まで開館、入館は閉館の30分前まで)
『リニューアル・オープン記念展 Ⅱ 日本美術の裏の裏』公式サイト
STARS展:現代美術のスターたち—日本から世界へ
草間彌生、奈良美智、村上 隆など、戦後の高度経済成長期から今日に至るまで、日本という枠を越えて広く活躍するアーティスト6名の軌跡を、初期作品から最新作を中心に紹介する本展。
伝統や美学、テクノロジーからサブカルチャーを通じて、彼らがいかに世界から評価されてきたのかを知ることができる展示会となっています。
- 展示会名称:STARS展:現代美術のスターたち—日本から世界へ
- 会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階)
- 会期:2020年7月31日(金)~2021年1月3日(日)
- 入場料:日時指定/オンラインでの事前予約制
一般=2,000円、高大生=1,300円、子ども(4歳〜中学生)=700円、シニア(65歳以上)=1,700円 - 休館日:会期中無休
- 開館時間:10時~22時(火曜日のみ17時まで、但し11月3日は22時まで開館。入館は閉館の30分前まで)
もうひとつの江戸絵画 大津絵
江戸時代初期より滋賀県大津市で名産とされてきた民俗絵画「大津絵」。歴史資料や民俗資料として扱われることが多いことから、これまで美術館での展覧会がほぼ行われてこなかった大津絵の絵画展が、この秋に東京ステーションギャラリーにて開催されています。
本展では大津絵を美術品として展示し、浮世絵でも狩野派や琳派でもない、もうひとつの江戸絵画として大津絵の魅力に迫ります。
- 展示会名称:もうひとつの江戸絵画 大津絵
- 会場:東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1-9-1)
- 会期:2020年9月19日(土)~11月8日(日)
- 入場料:日時指定/事前予約制
一般=1,200円
高大生=1,000円
*中学生以下無料
*障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料) - 休館日:月曜日(11/2は開館)
- 開館時間:10:00~18:00(金曜日は20時まで開館、入館は閉館の30分前まで)
もうひとつの江戸絵画 大津絵 | 東京ステーションギャラリー
MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020
これまでに2015年開催の「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展を皮切りに、フランス・パリで開催された「MANGA⇔TOKYO」展など、日本が誇る独自のカルチャーを世界に発信する取り組みに力を入れてきた国立新美術館。
今回「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」と題し、装いも新たに日本の漫画やアニメ、ゲーム、特撮を発信する凱旋展示が開催されています。会期は11月3日まで。定期的にコスプレイベントなども行われているため、マンガ・アニメファンの方はお見逃しなく!
- 展示会名称:MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020
- 会場:国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)
- 会期:2020年8月12日(水)~11月3日(火・祝)
- 入場料:日時指定/オンラインでの事前予約制
一般=1,600円
大学生=1,200円
高校生=800円
*中学生以下・障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は無料 - 休館日:火曜日(11/3は開館)
- 開館時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
光—呼吸 時をすくう5人
今井智己、城戸保、佐藤時啓といった日本を代表するアーティストたちによる写真を中心とした展示に加え、原美術館のコレクションから佐藤雅晴のアニメーションとリー・キットのインスタレーションが出品されている本展。
日々のささやかな出来事を記憶する間もなく過ぎ去ってしまいそうなこの状況下。自身を取り巻く社会や環境をカタチにし続けている5人の作品を通して、2020年のディテールが記憶に残る作品展となっています。
- 展示会名称:光—呼吸 時をすくう5人
- 会場:原美術館(東京都品川区北品川4-7-25)
- 会期:2020年9月19日(土)~2021年1月11日(月・祝)
- 入場料:日時指定/オンラインでの事前予約制
一般=1,100円
高大生=700円
小中生=500円
*学期中の土曜日は小中高生無料
*年齢を確認できる書類のご提示により、70歳以上550円
*身障者手帳のご提示により、ご本人は半額、介助者1人は無料 - 休館日:月曜日(11/23、1/11は開館)、11/24、12/28〜1/4
- 開館時間:11:00~16:00(土日祝は17時まで開館)
Hara Museum Webサイト
この秋はゆっくりとアートに触れる時間を作ってみては?
amy happy days編集部がおすすめする、6つの美術展・展示会をご紹介しました。
厳しい暑さもようやく落ち着き、涼しくなったこの時期だからこそ、ゆっくりとアートに触れる、のんびりした時間を作ってみるのもおすすめです。
なお、新型コロナウイルス感染症の状況は日々変動しています。各施設の公式ホームページなどで最新の情報を確認しながら「芸術の秋」を楽しみましょうね!