2020年の流星群は?星空観察で心の休憩をしてみませんか

「withコロナ」の生活がすっかり一般化した2020年、皆様も感染対策をしっかりと行って、日々さまざまなことに気を使って生活をしていることと思います。

しかし、「今は我慢の時期だ」と頭ではわかっていても、どうしても心は疲れていってしまいます。筆者もさすがにそろそろ外出をして食事を楽しんだり、レジャースポットに出かけたい!と思うようなことも増えてきました。

今回は、そんな我慢をしてきた心に休憩時間を与えてあげられるような、ヒーリング効果抜群の「星空観察」をご紹介します。

2020年の冬に観測できる星座や流星群の情報も最後にまとめてありますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

冬なのに天体観測?

一般的に天体観測と言えば、夏の風物詩といったイメージがあると思います。ですが、実際は冬こそが天体観測に最も適した時期だと言われています。まずは、メリット含めて冬の天体観測の魅力を簡単にご説明いたします!

夜の時間が長く観測時間の確保が容易

日の入りが早い冬は、比例して夜の時間が長くなっているので、天体観測に適しています。夏場の場合は19~20時くらいにならないと天体観測の準備ができませんが、冬であれば17時頃から準備をしても観測を始めることができます。

空気が澄んでいる

「冬は空がきれいに見える」と感じたことはありませんか?

実はこれ、冬の空が乾燥していることが原因です。冬になると、手にハンドクリームを塗ってケアをする方も多いと思いますが、これは寒いからではなく、空気中の水分量が少なく手が乾燥してしまうことで手あれが起きてしまっているのです。

空気中の水分が少ないということは、私たちのいる地上から天体までの果てしない距離の間の「遮蔽物がすくない」ということになります。

そのため、冬の星空は夏に比べて「鮮明できれいに見える」のです。

天体観測のお作法

冬が天体観測に適していて、星空や流星群がよく見えるということはわかっていただけたかと思います。が、「いや天体観測なんてやったことないし道具もなにももってないよ!」という方がほとんどだと思います。実際私も双眼鏡しか持ってません。

でも安心してください。天体観測って、実は簡単にできちゃうんです。

双眼鏡だけでOK!まずは気軽に星空を見てみよう

CMやドラマで見るような大きな望遠鏡は、惑星を表面などを見れるレベルのもので、いわば「ガチ装備」です。

それはそれでもちろんすばらしいものですが、個人レベルでちょっと星を見るくらいならば、むしろ双眼鏡レベルのほうがお手軽で全体がつかめます。難しいことは考えず、手持ちの双眼鏡で空を見上げてみましょう。きっと素敵な光景が見れるはずです。

できる限り暗い場所で観察する

身近な場所で構いませんので、極力暗めの場所を選んで観測をしましょう。理想は山などの「周囲に人工的な光がない場所」ですが、無理に遠出をする必要はありません。公園や屋上、光の少ない場所でも大きな星座や流星群は見ることができます。無理のない範囲で観測場所を選びましょう。

また、外で観測する場合は、防寒対策をしっかりと!女性が一人で観測に出かけるのも控えた方がよいと思います。友人や家族など、複数人で観測に出かけるようにしましょう。

星空を撮影したい!

キレイな星空を撮影したい!というのは当然の欲求です。ですが、こればっかりは条件が整わないと撮影することはできません。必要な条件は以下の通りです。

  • 周囲が明るくない環境(山など)
  • 露出、ピント調整のできるカメラ(一眼レフなど)

星や星座のような小さな光の点は、一般的なカメラでは撮影することが難しく、露出時間やピントの調整をしないとキレイに撮影することはできません。スマートフォンのカメラ機能では星をきれいに撮影することは難しいので、初心者の方は目でしっかりと楽しみましょう!

2020年冬おすすめの星座・流星群情報

天体観測について理解をしていただいたところで、2020年の冬に見ておきたいおすすめの星座・流星群情報をご紹介していきます!

2020年注目の流星群情報

まずは、流星群の情報からご紹介していきます。流星群をしっかりと見るためには、天気が良い・周囲が暗いなどといった条件が必要ですが、満天の星空や流星を見てみたい!という方はぜひ観測にチャレンジしてみてください。肉眼でぼーっと見上げているだけでも心が洗われるような光景が楽しめるので、本当におすすめです。

オリオン座流星群

冬の星座としても有名なオリオン座の流星群です。今年は10月の21日の深夜帯が見ごろとされています。他の流星群に比べ、ピークがなだらかな流星群と言われているため、前後の時間でも流星を確認することができそうです。

名称オリオン座流星群
ピーク2020年10月21日 2:00~5:00
予想出現量10~15個/時間

しし座流星群

毎年、冬の時期に見られる流星群。しし座の中に放射点がある流星群で、しし座の頭の部分から放射状に流星が出現します。過去には2001年に流星を大出現させた流星群です。

ピークが深夜帯にないため、観測にはおすすめの流星群といえます。

名称しし座流星群
ピーク2020年11月17日 20:00頃
予想出現量10数個程度/時間

おうし座流星群

おうし座の中に放射点を持つ、冬の流星群の一つです。一つの星座の中に二つの流星群を持っており、それぞれ「北側流星群」「南側流星群」と区別されています。この二つはそれぞれピークの日時がずれており、そもそものピークもなだらかであるという特徴もあり、長く流星を楽しめ流星群とも言えます。

名称おうし座流星群
ピーク南側流星群…2020年11月5日 23:00頃
北側流星群…2020年11月12日 0:00~4:00
予想出現量5~10個/時間

ふたご座流星群

年末に訪れる年間最大の流星群が「ふたご座流星群」です!

空の状態さえよければ、毎時100個ほどの流星を観測することも可能な、一年を締めくくるにふさわしい流星群といえます。

ただし、時期が12月の半ばと非常に寒い時期となっていますので、屋外に遠出をして観測する場合は防寒対策などはしっかりと!

名称ふたご座流星群
ピーク2020年12月14日 0:00~4:00
予想出現量70~100個/時間

冬の星座を探してみよう!

冬は明るい一等星が多く、星座の観察にも適した時期です。とはいえ、「星座ってどうやってみつければいいの?形とかよく知らないのだけど」という方も多いと思います。そんなあなたに、冬の星座の簡単な見つけ方をレクチャーします!

「冬の大三角形」を見つけよう!

photo by Yahoo!きっず

冬の一等星のうち、ひときわ大きく光を放つ一等星をつなぐ三角形を「冬の大三角形」と呼びます。これはオリオン座の左上にある赤っぽい星「ベテルギウス」、左下の白っぽい星「プロキオン」、さらに、おおいぬ座の白く輝く星「シリウス」をつないでできる三角形のことを示しています。画像を参照して確認してみましょう。

冬の空にダイヤモンドが!

「冬の大三角形」が見つかったら、上記の画像を参考にベテルギウスを中心とした大きな六角形を探してみましょう。どれも一等星なので簡単に見つけられますよ。

  • 東側…おうし座の「アルデバラン」
  • 北側…ぎょしゃ座の「カペラ」
  • 北西…ふたご座の「カストル、ポルックス」
  • 南西…こいぬ座の「プロキオン」

これらを結んで現れる六角形が、俗にいう「冬のダイヤモンド」です。これらは代表的な冬の星座をつなげたものなので、冬の星座を探す際には絶対におさえておきたいポイントです!


いかがでしたか?コロナ渦で行動に制限のかかる今だからこそ、ソーシャルディスタンスを保って心も豊かになる星空観察を、ぜひ体験してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ライター:相澤 かづき

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