
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、多くの人が日常の形を変え、多くのことを我慢し、それでも前を向いて毎日を過ごしています。
その中には、未来を夢見るスポーツ少年や、勝負の年を迎えるはずだったアスリートの卵も多くいたことでしょう。事実、夏の甲子園が中止になり、自治体レベルで大会を運営していたことも、大きなニュースになっていました。
そんな中、日本にて多くのアスリートとかかわりのある組織が「コロナと闘う人々に向けたエール」をテーマに、アスリートからのメッセージをオンライン上に掲載しています。
今回は、そんな取り組みを行っている団体とその内容を、詳しく紹介してみたいと思います。コロナで日常に疲れた人にこそ見てほしい、勇気づけられるメッセージを、ぜひご覧になってみてください。
毎日新聞「明日を目指す君にエール」

photo by 毎日新聞
「スポーツを愛する子どもたちにエールを送る」をテーマに行われている、毎日新聞の企画です。
具体的な内容としては、毎日新聞のホームページ上にある投稿フォームから、子どもたちに向けて送りたいエールを記入し、投稿します。投稿した文章の一部は、毎日新聞の紙面に掲載されるという形で、全国の子どもたちに届けられます。
また、全国のアスリートからのメッセージも多数寄せられています。例えば、以下のような選手がリストアップされています。
- 田中雅美さん(元競泳日本代表)
- 大山加奈さん(元バレーボール日本代表)
- 広瀬俊朗さん(元ラグビー日本代表主将)
- 上原浩治さん(元野球日本代表)
これらのアスリート界のビックネームから、今を時めくアスリートからのメッセージが多数寄せられています。
ホームぺージでは、一部一般の方から寄せられたメッセージも読むことができます。スポーツをしている子どもだけではなく、コロナ渦で学校生活を自粛している子どもを持つ親御さんも、ぜひ子どもに見せてあげたいコンテンツです。
JFA「Sports assist you」

photo by JFA
サッカー、フットサル、ビーチサッカーの日本代表などトップチームを管理し、日本のサッカー文化をけん引するJFAによる、新型コロナ下におけるニューノーマルな暮らしを啓蒙するためのメッセージサイトです。
副題は~いま、スポーツにできること~と銘打ってあり、サッカー界のトッププレイヤーによるオンラインメッセージの他、衛生対策や消毒指導などが学習できる動画コンテンツが多数掲載されています。
緊急事態宣言下で多くメディアで取り扱われた「#stay home」をテーマに行われた動画も、同ホームページで閲覧可能です。ぜひご覧になってみてください。
日本スポーツ振興財団「GROWING」

photo by GROWING
totoやBIGなどのスポーツくじを運営する、日本スポーツ振興財団によるスポーツ文化啓蒙活動の一環がGROWINGです。
そもそも、日本スポーツ振興財団では、以前から選手へのインタビューや地方でのイベントなど、スポーツ振興にかかわる事業を執り行ってきました。実際、スポーツくじで得た収益の一部は、アスリートが使用するスタジアムの芝生化や、スポーツ振興にかかわる活動の費用として使用されています。
そんな日本スポーツ財団が行うGROWINGでは、アスリートの競技にかける想いや葛藤、スポーツに対する情熱などが深堀されたインタビュー記事が多数掲載されています。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、スポーツの無観客試合での開催などが行われ、スポーツ界も大きな打撃を受けてしまっています。
スポーツくじの収益は、アスリートの活躍の場を確保する貴重な財源にもなりえます。普段私たちを楽しませ、感動を届けてくれるアスリートを支えるためにも、今こそ私たちひとりひとりの協力がアスリートにとって大きな力になります。
「たった100円でも、世界を変えることはできる」とGROWINGのサイトには書かれています。スポーツが好きで、アスリートの未来に貢献してみたいという方は、ぜひGROWINGのサイトを訪問してみてください。