
(写真)株式会社サンエイフーズ 社長 韓 永紀さん
株式会社サンエイフーズでは、CSR活動の一環として「児童養護施設の食事会」を毎年開催しています。
2020年の今年は、新型コロナウィルス感染症対策に万全を期した状態で8月に開催され、多くの子どもたちに笑顔をくれました!
今回はサンエイフーズが行っている「児童養護施設の食事会」が、どのような活動であるのか、どのような背景・想いでスタートしたのか、サンエイフーズ代表取締役である韓 永紀(はん えいき)さんに伺いました。
サンエイフーズが行う「児童養護施設の食事会」とは?
「児童養護施設の食事会」は韓社長が中心となり、3年前よりスタートしたサンエイフーズのCSR活動です。
サンエイフーズは和牛焼き肉店「黒毛和牛うしくろ」を都内に6店舗展開しており、そこでつながりのある仲卸業者やアサヒビールに協賛を得ながら、子どもたちに笑顔を届けるイベントを毎年行っています。
2020年の今年で3回目となりますが、児童養護施設に通う子どもたちや職員に和牛焼き肉の食べ放題を味わってもらうCSR活動が話題となり、区内や業界内でも注目を浴びているようです。
「児童養護施設の食事会」
- 主催:株式会社サンエイフーズ(代表取締役・韓 永紀)
- 協賛:スズチク、小島商店、アサヒビール
- 開催地:葛飾区
- 参加者:葛飾区の児童養護施設に子どもたち・職員・サンエイフーズ社員
- 開催内容:和牛焼き肉食べ放題
「児童養護施設の食事会」を始めた背景とは?代表取締役・韓 永紀社長にインタビュー
では、実際にどのような経緯でこのCSR活動が始まったのか、この活動に対する思いや当日の様子、そして活動を通して伝えたい企業としての経営理念や社長が考える展望までを伺ってみました。

子どもたちの嬉しそうな姿が見たい。その気持ちが強かった
—3年前からスタートした「児童養護施設の食事会」ですが、このような活動は以前からもされていたのでしょうか?
20年近く前に東京韓国青年商工会に入り、そこでは孤児院や養護施設にいる子どもたちのための支援活動を行っていました。
例えば、一日お父さんボランティア活動として子どもたちをディズニーランドへ連れて行ってあげたり、大学に行けない子たちへの留学支援など、色々な活動を行っていましたね。
愛知の青年商工会の先輩が、毎年焼き肉を振る舞っている活動を見たことがあって。今回の「児童養護施設の食事会」もその影響が大きいです。
—なるほど、商工会での活動のご経験が今回のCSRにも影響を与えているのですね。実際に行動に移し、始めようと思ったきっかけはなんだったのですか?
やはり、商工会にいたときに見た子どもたちの嬉しそうな姿をまた見たい、という気持ちが強かったのが始めた理由ですね。
30代の頃は自分のことで精一杯でしたが、常に子どもたちを支援する活動は自分の手で始めたいと思っていました。
40代になって仕事も軌道に乗って従業員や仲間も増えたので、5年ほど前から計画をし始めました。
たくさんの人の協力のもと、食事会というCSR活動がスタート
—実際に食事会を始めるにあたって苦労したこともあるのでは?
最初は、我々のお店がある江戸川区の養護施設を探しましたがネット上では養護施設の情報がなかなか見つからず、苦労しましたね。
でもすぐに近所の葛飾区の養護施設を見つけて、計画を開始したのが4年前。そこから初回の食事会を開催するまでは、ひたすらイベントのために動くのみだったので、大きな苦労はなかったですよ。
芝浦や葛飾の仲卸業者の「スズチク」さんや「小島商店」さん、「アサヒビール」さんにも協賛いただき、毎年行うことができています。
子どもたちだけでなく、年々活動に賛同する社員の参加が増えている

—「児童養護施設の食事会」は和牛の焼き肉の食べ放題だと伺いました。
はい、そうですね。両親がいない、もしくは離れて暮らしていると、なかなか焼き肉を食べる機会がないですよね。
そんな子たちにも和牛のおいしい焼き肉に触れてもらいたいという気持ちで、仲卸業者さんにも協力いただいて通常5,000~6,000円する食べ放題メニューを子どもたちに食べてもらっています。
—和牛の食べ放題・・・。ぜひ参加したいですね(笑)。参加人数はどのくらいいらっしゃるんですか?
おかげさまで、幼稚園生~18歳くらいまでの子どもが約40人、先生が約10人、合計で約50人もの多くの方に参加いただいています。
有志として参加するサンエイフーズの社員もはじめは10名ほどでしたが、今では約20名に増えましたね。社員教育も込めて行っているイベントなので、参加人数が増えていくことは単純に嬉しいですね。
食事会の数年後、お店のアルバイトに応募してくれた子も
—子どもたちとはどのようなコミュニケーションをとっていらっしゃるんですか?
焼き肉を焼いてあげたり、食事しながら話をしたり、「美味しい」、「こんなの食べたい」、「毎年楽しみにしている」という声を聞きながら、私自身も「将来はアルバイトに来てね」なんていう話をしたり。私自身も楽しく参加しています。
中には毎年来てくれる子や、本当にアルバイトとしてお店に来てくれる子もいて。子どもたちの成長を見ることができるのも嬉しいですね。
—毎年来てくれるのは嬉しいですね。今年、2020年の開催は新型コロナウィルス感染症の影響などはやはりありましたか?
もちろん中止も考えました。しかし、この状況だからこそ私たちにできることは、このようなCSR活動であると判断し、実施することにしました。
子どもが重症化しにくいという情報もありますが、しっかりと感染状況を見極め、手洗い、うがい、消毒を徹底しておこない、三密を避けるなどの対策を万全にして開催しました。
一方で、江戸川区の老人ホームでも同様の活動を計画していましたが、ご高齢の方は重症化しやすいという現状を踏まえて、こちらは残念ながら中止の決断に至りましたね。
「児童養護施設の食事会」の様子

韓社長のブログでは、当日の「児童養護施設の食事会」の様子が写真と一緒に綴られています。
インタビューでも韓社長より語られていましたが、今年は約50名もの参加者があったとのことで人気の様子が伺えます。
冒頭の集合写真を見てもわかるように、幅広い年齢層の子どもたちが参加していて、中には毎年参加する子どもいるとのこと!
テーブルに並べられた美味しそうなお肉に喜ぶ子どもたちの姿を見ていると、こちらまで笑顔になってしまいますね!
2020児童養護施設の子供達との食事会! | 下町で一番美味しい焼肉屋の店主のブログ
今後のサンエイフーズのCSR活動に注目!
ここまでCSR活動をスタートする経緯を伺ってきましたが、企業としての展望や韓社長個人のこの活動に対する使命についても話を聞いてみました。
—CSR活動に対して、今後の課題や展望などはありますか?
孤児は減少している一方で、養護施設で育っていく子どもは増加傾向にあるという実情があります。
こういった現状も考えると、課題というわけではありませんが、この活動の回数はもっと増やしていきたいと考えていますね。
今年、江戸川区に新たに養護施設ができる予定なので、来年は葛飾区と江戸川区で2回行いたいと思っています。
また、老人ホームでのCSR活動も市議会議員さんと話を進めていたので、新型コロナウィルスの状況次第でぜひ行いたいですね。
あとは、現在の青年商工会の会長が今回のイベントに興味を持ってくれていて。東京の青年商工会がある新宿での開催など、開催地のエリア拡大も考えています。
—韓社長にとって、CSRの活動とは?
食育や社会貢献の場であることはもちろんのこと、自身の企業のPRや、飲食店で働きたい人を増やす場であると感じています。
人が幸せになるために社会貢献が必要ですし、そのためにはそれを実行できる企業の力、働く人たちの力が重要だと思います。

—サンエイフーズの発展や韓社長の使命にとって、この活動が重要ということですね。
はい、その通りですね。食事会などのCSR活動は人に幸せや喜びをもたらすのと同時に、企業やスタッフを育てるための重要な活動だと考えています。
サンエイフーズの経営理念として「幸せ・創造・企業」を掲げ、世の中を良くしていくこと・人を幸せにするということは私の使命だと思っています。
幸せを創造する企業となるために、CSR活動は今後もエリアを拡大させ、続けていきたいです。そのためにも今後展開していきたい事業も山程ありますし、この考えに賛同してくれる人の採用も積極的に行っていきたいですね。
まとめ
今回は、株式会社サンエイフーズのCSR活動をご紹介しました。
「世の中を良くする」、「人を幸せにする」という使命のもと、代表取締役自らが行動を起こし活動を行う。そしてその姿勢に賛同する社員や企業が増えていき、サンエイフーズがより多くの子どもたちを笑顔にしてくれるという、明るい未来が見えますよね。
現在このCSR活動に一般の方は参加できないようですが、韓社長をはじめとするサンエイフーズが経営する和牛焼肉「うしくろ」が気になった方は、ぜひお店に足を運んでみてくださいね。