
「料理はたのしい!」がモットーの料理研究家、土井 善晴さん。「持続可能な日本食文化」の継承をテーマに、親しみやすい料理をメディアを通じて発信している料理研究家です。
主婦はもちろん、多くの同業者からも高く敬意を払われる人気の料理研究家のひとり。
そんな土井さんですが、実は最近ツイッターの投稿が人気になっています。独特のやさしい言葉づかいに癒されたり、料理って楽しいなと改めて気付かされたり。
今回は、そんな土井さんのツイッターにフォーカスを当ててみました!ぜひ、土井さんのほんわか投稿を見て、ほっこりしていってくださいね。
料理研究家・土井善晴とは
土井 善晴さんはどのような方なのでしょうか。まずは簡単におさらいをしてみましょう。
土井 善晴さんは1957年に生まれ、大阪育ち。料理の道を志し、スイスやフランスでフランス料理の修行を行い、その後は大阪の「味吉兆」で日本料理の道の修行を行いました。
土井勝料理学校で後進の育成に携わり、1992年には「おいしいもの研究所」を設立し、メディアを通じて食の発展に尽力。
現在も多数のメディアに出演され、飲食店のプロデュースなどにも関わるなど広く活躍されています。
料理は「一汁一菜」でいい
「一汁三菜」とは和食の基本といわれる食のスタイルです。主食である「ごはん」に添える「おかず」を示す言葉であり、おかずが三品、汁物が一品という意味です。

イメージとしては写真のような感じです。いかにもバランスの良い和定食という感じですね。
しかし、土井 善晴さんが提唱する「一汁一菜」は、この常識を打ち破る考え方で「料理が負担に感じて嫌いになってしまうより、楽しく作れる一汁一菜のほうがいい」というものです。

基本の栄養素「ごはん」に、汁物。それに一品のおかずがあれば十分で、むしろ、作るのが大変だという気持ちから脱する方がよほど大切だという考え方です。
現代は共働きが一般的になり、家事の負担が重くなりつつあります。「無理をしないで料理を楽しむ」というスタイルは現代の生活にフィットしており、多くの人に勇気と希望を与えました。
土井善晴さんのツイッターが大人気!
数多くのメディアに出ている土井さんですが、最近はご本人が運営されているツイッターが人気です。
料理の基本は「楽しむ!」という脱力感と、ご本人の絶妙なゆるさがにじみ出る投稿は毎回話題を集めていて、ツイッター経由で土井さんを知るという方も増えているようです。
「料理は無理せず楽しむもの」心がスッと楽になる投稿の数々
それでは、実際に土井さんのツイッター投稿を見てみましょう。食事当番を担当したことのある人なら、思わず肩の力を抜いて楽しんでみようかな?と思えるほっこりする投稿がたくさんあります。
「食事の形は人それぞれ」、非常に心の負担が減る言葉です。家庭や仕事の関係で、食事作りにかけられる時間は家族の数だけ違います。
そこを理解してできる範囲で料理を楽しむのは大切ですよね。
はじめて挑戦するレシピって、すごく緊張しますよね。レシピを確認しても「これは面倒だし自分にはできないかもしれない…」とやる前から諦めてしまうこともしばしば。
でも、その過程すら楽しめれば、結果上手くいかなかったとしてもいい思い出になりそうです。発想の転換って大事ですね。
これはひとつの境地のような考え方です。お味噌汁にはいれちゃいますよね、お出汁とか。
土井さんの考えとして、お米やお味噌汁は「自然のおいしさ」なのだそう。お米は特に味を付けずに炊いただけでもおいしい。お味噌は微生物が作り上げた自然の味を持っている。人工的に作った味ではないからこそ、毎日食べても飽きることがないのだそうです。
土井 善晴流「フリースタイル味噌汁」
思わず驚いてしまう、斬新な発想から生まれるお味噌汁レシピの投稿も土井さんのツイッターが人気な理由です。
思わずクスッと笑ってしまいそうなフリースタイル味噌汁の数々をぜひご覧ください。
お味噌をお湯で溶いたから、味噌汁。たしかにその通りなのですが、あまりやろうとは思いませんよね。
お味噌には、お味噌のおいしさがもともと備わっているため、お湯で溶いただけでも十分においしい。これは手抜きでもなんでもなく、土井さんの料理のポリシーにかかわる部分です。「もわもわが笑ってるわ」という柔らかい一言にも癒されます。
りんごと味噌汁の写真とともにアップされたツイート。りんごと合わせるのはなかなか奇抜な発想ですが、朝にはいいかもしれませんね!
素材がひらがなで書いてあるのが脱力感があってユニークです。
分量なども書かれていないのも、まるで「気楽に作ってみてね~」という土井さんからのメッセージのように思えます。
とってもおいしそうな豚汁風のお味噌汁です。使ってる素材を見たファンが「小麦粉!?どこに使うの?」「おきなわのおみそってどこで買うの…」などのやり取りが行われているのも土井さんのツイートの醍醐味。
トマトとマッシュルームを使ったフリースタイル味噌汁です。まるでハッシュドビーフのようなチョイスの野菜を使った味噌汁は、味の予想をするだけでも楽しいですね!
こちらもひらがなのみのツイート。ゆで栗に揚げたまごの味噌汁、優しさ満点のレシピです。
思わず「いやそこにクロワッサンかい!」とツッコんでしまいそうな投稿。フリースタイルな味噌汁の楽しみ方が体現されている一枚です。
土井さんのツイートは、作り方や味、過程が楽しいものになっています。
こちらのツイートも、リプライ欄ではファンたちが味や作り方を想像して盛り上がっています。
レシピ考案者の正解だけにこだわらない、料理人としての器の大きさを感じます。
お茶目な人柄が感じられる投稿に癒される
土井さんは、料理のこと以外でもツイッターで積極的につぶやいています。
そのつぶやきには、結構お茶目な内容も多数。見る人が「癒される」と話題です。
急に野球の話をしたかと思えば、料理の話?一体どういうことなのでしょうか。
TV画面に映るダルビッシュ投手の所属先シカゴ「カブス」からインスピレーションを受けて閃いた料理、それは「蕪」と「酢」を使った料理。お茶目な投稿ですよね!
夕顔を抱えてご満悦な土井さんの写真と、率直な気持ちがかかれているツイートです。
料理を楽しむ。大きなテーマですが、土井さんはそれを体現されている方なのかもしれませんね。
「もわもわ」とは、味噌汁の中で動く味噌のようすを表した土井さんの言葉で、ツイートにもよく登場します。
「なんか言うてる」という表現に、土井さんのお茶目な人柄が感じられるツイートです。
夏の晴れた日のツイート。蝉の声を「泣いて喜ぶ」と表現するなど、ユニークな表現が魅力的。
思わずこっちもうれしくなるような素敵なツイートです。
土井善晴ファンが急増中!
脱力感があり、自然体なスタンスの土井さんに共感し、ファンになる人が急増しています。実際の声を見てみましょう!
シンプルでやさしい料理のレシピを多数発信している土井さんに共感し、料理を楽しんでいる様子が伝わってきます。
料理研究家としてではなく、人柄を好きになる人も多いようです。
一流でありながら、親しみやすさがあるってすばらしいですよね。
ツイートから口調が想像できるのは、飾らずにツイッターに投稿をしている証拠かもしれませんね!
料理のレシピを教える料理研究家はたくさんいても、料理の考え方そのものを変えられる方はそうそういません。
「一汁一菜」でいい、という考え方が料理にポジティブなイメージを持たせてくれると評判です。
疲れた時に土井さんのツイートを見て癒されているという方。
ゆるいツイートは読む側の負担にならないため、気持ちがほっこりするのでしょうね!
土井さんのツイッター投稿を見て、料理を気軽に楽しんでみよう!

新型コロナで先行き不安な昨今、生活が変わり家にいても息苦しく感じる時もあるでしょう。
気持ちに余裕がないときこそ、土井さんの「自然体で脱力感」ある姿や考え方は人を癒してくれます。
自粛生活が続く昨今、毎日おうちで料理をしなきゃいけないと義務感に駆られている方、台所に立つのが億劫になっている方もたくさんいるでしょう。でもそんな時こそ、土井さんのツイッターを見て、気楽に料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ひょっとしたら、新しい価値観が生まれるかもしれませんよ?