医療従事者の応援企画である「Smile food Project」。
人気のミシュランシェフも参加する「Smile food Project」についてご紹介します!
Smile Food Projectとは

Smile Food Projectは「おいしい料理には人を笑顔にする力がある」という理念の下、新型コロナウィルス感染症の流行により、最前線で戦う医療従事者に笑顔を届けたいという思いから発足しました。
Smile Food Projectは、一般社団法人Chefs for the Blueが中心となって、株式会社CITABRIA、株式会社エヌケービー、株式会社ぐるなびの協力の下、一度活動は終わりましたが2020年12月に再開しました。
このプロジェクトでは、ただお弁当を配るのではなく、ミシュランで星を獲得しているお店のオーナシェフなど、日本を代表するシェフたちによる、「栄養満点でおいしいお弁当」を配っています。
医療現場がひっ迫している中でも頑張り続ける医療従事者たちが、笑顔でおいしいお弁当を食べ、明日の活力を養ってもらいたいという思いで第二弾もリスタートしています。
プロジェクトリーダー
石井 真介

photo by Smile Food Project
Smile Food Projectのプロジェクトリーダーである石井さんは、「Sincère(シンシア)」のオーナーシェフであり、一般社団法人Chefs for the Blueのリードシェフも務めています。
石井さんは調理師学校を卒業後、フレンチの巨匠である三國シェフがオーナーを務める「オテル・ドゥ・ミクニ」などで修業を積んだ後単身渡仏。
本場でフランス料理の二つ星・三つ星レストレランを経験しています。
石田 聡

photo by Smile Food Project
株式会社CITABRIAの代表取締役を務める石田さんも、Smile Food Projectのプロジェクトリーダーです。
石田さんは辻調理師専門学校を卒業した後、麻布十番の老舗フレンチレストランで修業し、その後東京を中心に、カフェや日本料理、フレンチなど様々な国のレストランを展開するグローバル・ダイニングに入社しました。
その後独立し、自身のレストランCITABRIAをオープンさせ、現在は4店舗の経営とケータリングサービスを展開しています。
Smile Food Projectのこれまでの活動
Smile Food Projectは、2020年4月13日~7月17日の14週間で、延べ38の医療機関へ172回の配送を経て、全21,086食のお弁当を無償で提供してきました。
人手不足や感染者増加が相まって、あまりの忙しさに自らの食事さえ疎かにしながら働いている一人でも多くの医療従事者へ笑顔を届けてきました。
お弁当を届けた先の医療機関では、文字通り身を粉にして働くみなさんの笑顔が見られました。
お弁当のクオリティがすごい!Smile Food Projectのお弁当
20年6月29日(月)〜20年7月3日(金)のお弁当

photo by Smile Food Project
この週のお弁当は中華のお弁当でした。
メニューは以下の通りです。
- 白金豚の酢豚
- 桜エビのXO醤焼売
- 干し豆腐とキクラゲのチャイニーズサラダ
- 色彩豊かな青椒肉絲
- 田島屋千葉県産ふさこがね白米
- サンラータンスープ
- マンゴープリン クランベリージュレ添え
疲労回復・免疫力アップ・食欲増進の効果が期待できる食材が使われています。
ただ豪華でおいしいだけでなく、栄養価もしっかり配慮した体にうれしいお弁当です。
20年6月22日(月)〜20年6月26日(金)のお弁当

photo by Smile Food Project
この週のお弁当はビストロ風のお弁当でした。
メニューは以下の通りです。
- 若鶏のピカタ、キャロットラペ、スパイシートマト添え
- 雑穀ライス
- グラタンドフィノワ
- 白身魚のポーピエット
- アスパラガス・とうもろこし・黒オリーブ、トロフィエのパスタサラダ
- 冷製グリーンピースのスープ、ミントの香りとエクストラバージンオリーブオイル
- ヴァローナチョコレートマフィンと本日のフルーツ
ビストロ風の色鮮やかでおしゃれなメニューに食欲をそそりますね。
ふっくらとした鶏むね肉、名店の味が楽しめるグラタン、なかなか食べられないグリーンピースの冷製スープなど、お弁当とは思えない豪華なメニューです!
20年7月13日(月)〜20年7月17日(金)のお弁当

photo by Smile Food Project
この週のお弁当はご飯とパンのお弁当でした。
メニューは以下の通りです。
- サステナブルな海老と大野さんの鱸のシーフードマリネ、キャロットラペの竹炭シューサンド
- ラタトゥイユとオクラのコンソメジュレ
- 生産者応援!松坂牛の牛すきごはん
- コリンキーとパッションフルーツのサラダ パパイヤマスタード
- 苺のレアチーズ クランブル添え
フレンチの技とヴィーガンを融合したお弁当となっています。
お弁当をあけてまず目に飛び込む黒いパンは、竹炭を練りこんだシュー生地で、ボリューム満点でありながらさっぱりとしたサンドです。
出荷数が激減した生産者さんのサポートを目的とした松坂牛のすき焼きご飯、パッションフルーツのサラダなど普段味わえない味覚がたくさんのお弁当です。
20年6月1日(月)〜20年6月5日(金)のお弁当

photo by Smile Food Project
この週のお弁当は中華風のお弁当でした。
メニューは以下の通りです。
- 喜界島産クルマエビ&苫前産FIPミズダコの中華風チリソース ナッツをアクセントに
- ザーサイと胡瓜、大根の和え物
- 大山若鶏と青菜の油淋鶏 薬味甘酢ソース添え
- 豚そぼろ肉餡掛けオイスターソース風味と炒り卵ごはん
- 長野県野口さんから届いた農薬米
- 干し椎茸と春雨の中華風コンソメスープ
お弁当をあけるとすぐに目に飛び込んでくる立派な海老は、喜界島産のクルマエビです。
クルマエビとミズダコの中華風チリソースという豪華食材を使ったメインに、さらに肉厚の油淋鶏が豪華な組み合わせですね。
見た目も味もよく、体を想って作られたシェフたち渾身の料理です。
Smile Food Projectのこれからの活動

新型コロナウィルスの感染者が最初に国内で確認されてから1年が経ちました。
1年を経った今もいまだ収束の余地がありません。
夏にはいったん活動を終了したSmile Food Projectですが、感染拡大が止まらない第三波の状況を鑑みてプロジェクトの再開を決定しました。
当たり前のように医療が受けれる状況を必死に守ってくださる人々への感謝の気持ちを伝えるとともに、ほんのひと時でも安らぎを感じられるよう、シェフが作るおいしくて栄養満点のお弁当を届け続けていきます。
コロナ禍の収束を願いつつ最善で頑張る人たちへ感謝

毎日疫災の最前線で、毎日身を粉にして働いている医療従事者の方々の苦労は察するに余り有る状況です。
毎日感染者数が増加する現状を打破するには、ひとり一人の意識と行動を見直すことに尽きます。
毎日医療の最前線で戦っている医療従事者の方へ感謝しつつ、一日も早く平穏な日常が訪れるよう意識をしていきましょう。