
約10カ月にも及ぶ長い妊娠生活。つわりや体調の変化、仕事の調整など、大変なこともある期間です。
しかし、やはり生まれてくるわが子のことを想像し、徐々に大きくなってくるお腹を見つめ、夫婦で幸せを感じることも多々あります。
今回は、そんな「妊娠期間だからこそ感じることのできるハッピーな瞬間」について、まとめてみました。
現在妊娠中の私の妻が実際に感じたハッピーな瞬間などの実体験も含めながら、詳しくお話していきますね!
周囲に祝福されたこと
妊娠して感じた幸せってなんだった?と妻に聞いてみたところ、一番最初に出た答えがこれでした。
妊娠は、多くの人から祝福をされる人生の一大イベントです。夫や家族、友人に職場、多くの人が妊婦のことを尊重し祝福をしてくれます。これは、もちろん幸せを感じますよね。
実際、私も職場の方などに祝福をされると、思わず顔がにやけてしまうほどの幸せを感じていました。
ただ、妻いわく「産婦人科ではじめてエコーを撮った際に、助産師さんに『赤ちゃんですよ!かわいいですね!』と言われたことが一番うれしかった」のだそう。
医師にとっては、当たり前のようにかける言葉なのかもしれませんが、妻にとっては「赤の他人が、まだ人の形をしていないいのちに『かわいい』と言えるほど尊い存在を自分は授かったのだ」と思ったそうです。
赤ちゃんグッズ選びに幸せを感じる

赤ちゃんを授かっていない時はどうしても入りづらいベビー用品店。赤ちゃんを授かってからは、夫婦でよく足を運ぶようになりました。
特に、妻は以前から赤ちゃんグッズをネットなどで見ながらニヤニヤするような人ですので、大手を振ってベビー用品店に行き、子ども服やベビー用品を眺めています。
妻曰く「ただでさえかわいいものの多いベビー用品を、趣味じゃなく実用品目線で選ぶことができるのがとてもうれしい」のだそうです。
確かに、私も自分の子どもが生まれるとなったことで、ベビー用品への見方が変わったように思います。
赤ちゃんの成長を実感する幸せ

妊婦の定期検診では、エコー写真を見せてもらえます。普段の生活では見ることのできない「わが子の成長」をリアルに感じられるため、夫婦で幸せを共有できる瞬間です。
実は私はこのエコー写真が毎回とても楽しみで、妻が検診から帰ってくるとすぐに「エコー写真撮った?」と聞いてしまいます。
妻もエコー写真は楽しみにしているようですが、エコー写真より楽しみにしているものがあるのだそう。
それが、検診の時に聞ける「胎児の心音」です。
心音は生命の象徴ですよね。ちゃんと生きていることはわかっていても、心音を聞くことでわが子がお腹の中で生きている実感を得られます。
現在、私は新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から病院に付き添えない立場ですが、赤ちゃんの心音を想像して勝手にハッピーな気持ちなっています(笑)。
周囲の配慮に幸せを感じる
妊娠期間、特に最初に訪れる「つわり」の時期は妊婦の心身は非常に不安定です。
思うように行動ができず、体調ばかりが悪いという状況に精神的な負担も感じてしまいます。そんな時に、夫や家族、友人などの近しい人が配慮をしてくれたり、サポートをしてくれたりすることが心強さとなり、非常に幸せを感じるのだそうです。
私の妻は「私のつわりはたぶん軽い方だと思う」と常々言っておりましたが、それでも常に微熱が続き、いつもリビングのソファーでだるそうに横になっている姿を見ていました。
家事を率先して行う、軽いマッサージをしてあげる、言葉がけをするなどの行動は、妻の気持ちを楽にするようです。
実際、妻からも「よくやってくれてるほうだと思う」とお褒めの言葉もいただきました。周囲からの配慮は、妊婦の気持ちを楽にし、幸せを感じさせるものです。
お腹の子への言葉がけで幸せな気持ちになる

最後はひょっとしたら私と妻の特有の幸せポイントかもしれません。
妻はつわりが明けたころに、本屋や図書館で絵本を調達してくるようになりました。お腹の子に読み聞かせをしてあげるんだと意気込んでいましたが、その行動はお腹の赤ちゃんのみならず、母である妻の気持ちにも変化を生んだようです。
お腹の子に読み聞かせをする際に選ぶ絵本は、どれもハートフルでやさしい話ばかりです。普段、絵本というものは小さな子どもでもいなければそれほど読むものではありません。
妻は、お腹の子に絵本を読み聞かせているうちに、自分の気持ちがやさしいものになってきていることに気が付いたそうです。
さらにそこから「お腹の子が聞いていると思うと、言葉使いにも気を付けるようになる」といい、穏やかに話すようになりました。
これは個人差があるかもしれませんが、おなかの子どもに話しかける・読み聞かせることで、心が落ち着き幸せな気持ちになるケースもあるのだと実感させれました。
赤ちゃんを愛することで、夫婦も幸せになれる
妊娠で感じる夫婦の幸せポイント、いかがでしたでしょうか。
実際にまとめてみて感じることとして「まずはお腹の赤ちゃんをしっかりと愛する」ことで夫婦も幸せになれると感じました。
自分が赤ちゃんを大切に思っているからこそ、他者からの配慮に幸せを感じることができます。同様に、赤ちゃんが生まれてくるのが楽しみだからこそ、ベビー用品やベビー服選びも幸せになります。
もし、あなたの周囲に妊娠している人がいたら、ぜひ祝福をしてみてください。きっと、あなたの祝福が夫婦にひとつ「幸せ」を与えてくれることでしょう!