【鬼滅の刃】名言・名シーン71選!人生の背中を押してくれる「励まされるセリフ」や「感動する名言」だけを厳選

大人気作品マンガである「鬼滅の刃」。2020年10月20日(火)に公開された映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、日本の興行収入が累計400億円を突破。映画のキーパーソンである煉獄杏寿郎が「400億の男」と呼ばれ、TwitterなどのSNSでも話題になりました。

『週刊少年ジャンプ』での漫画の連載は終わったものの、2021年12月5日(日)からは、映画の続編である「鬼滅の刃 遊郭編」がスタートするなど、まだまだその人気が衰えることはありません。

これだけの「鬼滅の刃」が人気を誇る理由のひとつとして、登場する各キャラクターの個性とその背景にある物語、そして読者の心を打つ名セリフが挙げられます。

そこで今回は、「鬼滅の刃」に出てくる名言と、そのセリフにまつわるエピソードを集めてみました!名言の数はなんと全部で71個!どれも励まされるだけでなく、生きるヒントとなるような心に刺さる名言ばかり。ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

※まだ「鬼滅の刃」の漫画を読んでいない方、またテレビアニメや映画を観ていない方には、ネタバレの内容が含まれています。事前に知りたくない場合は注意してくださいね!

目次

煉獄杏寿郎(炎柱)の名言・名シーン

「炎の呼吸」の使い手で炎柱。炭治郎とともに、無限列車で襲撃してきた十二鬼月・下弦の壱の魘夢と戦います。200人あまりの乗客全員を守り抜いた、情熱的でとっても強く、とってもやさしい人です。

幼い頃に亡くなったお母さんのことを大事に思っていて、言いつけをずっと守っています。最後までいろんな人に気配りをする姿がとにかくステキ。個人的には煉獄さんの笑った顔がとてもとても好きです。

煉獄さんとの出会いを経た炭治郎が、これ以降鬼と戦っていくときに、煉獄さんを思い出して頑張る姿には毎回感動します。

名言1「人を喰い殺せば取り返しがつかない!! 殺された人は戻らない!」

煉獄杏寿郎(炎柱)の「人を喰い殺せば取り返しがつかない!! 殺された人は戻らない!」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」6巻 第46話「お館様」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

柱合会議にてのひとコマ。「鬼を連れている」ことから拘束された炭治郎と禰豆子に対し、お館様は「禰豆子が2年以上人を襲っておらず、万が一襲った場合は鱗滝左近次と富岡義勇、炭治郎が切腹する」という左近次の手紙をもとに、炭治郎と禰豆子を容認するよう、柱たちに語りかけます。

しかし、他の柱たちと同様、納得できない煉獄さんが発したセリフです。心の底から「人を守る」ことに命を懸ける男の静かなる抵抗。煉獄さんの横顔、どうしてこんなに男前なの!

名言2「罪なき人に牙を剥こうものならばこの煉獄の赫き炎刀がお前を骨まで焼き尽くす!!」

煉獄杏寿郎(炎柱)の「罪なき人に牙を剥こうものならばこの煉獄の赫き炎刀がお前を骨まで焼き尽くす!!」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」7巻 第54話「こんばんは煉獄さん」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

無限列車の車掌が検札に来た際に、煉獄さんが鬼と対峙した時のセリフ。実はこの無限列車は、短期間で行方不明者を40人以上も発生させているという状況だったのです。

そんな状況に、鬼がいることを察して乗車した煉獄さん。列車の乗客には一人とて触れさせないという、柱としての強さに加え、冷静なのに大胆、熱さを感じられる瞬間です。

強きものが弱きものを助ける、という煉獄さんの母親の言葉を体現し続ける、その姿勢に胸を打たれた、いや、恋をした人は数え切れないのでは?

 名言3「父上は喜んでくれなかった!どうでもいいとのことだ しかし!そんなことで俺の情熱は無くならない!心の炎が消えることはない!俺は決して挫(くじ)けない」

煉獄杏寿郎(炎柱)の「父上は喜んでくれなかった!どうでもいいとのことだ しかし!そんなことで俺の情熱は無くならない!心の炎が消えることはない!俺は決して挫(くじ)けない」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」7巻 第55話「無限夢列車」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

下弦の壱・魘夢に眠らされた煉獄さんが見ていた夢の中で、元柱だった父親に、柱になったことを報告に行くシーン。

剣士であり、柱であった時代は熱心に育ててくれた父親が、剣士を辞めた瞬間、人が変わってしまったことに対し、「考えても仕方のないことは考えるな」と自ら言い聞かせるのです。

そんな心苦しい状況でも、挫けることなく、心の炎を消そうとはしない煉獄さん。こんな強い心、どうやって育むの?お母様はもちろんだけど、ある意味、お父様の子育て術も成功じゃないですか?!

名言4「お前には兄がいる 兄は弟を信じている どんな道を歩んでもお前は立派な人間になる!燃えるような情熱を胸に頑張ろう!頑張って生きて行こう!寂しくとも!」

煉獄杏寿郎(炎柱)の「お前には兄がいる 兄は弟を信じている どんな道を歩んでもお前は立派な人間になる!燃えるような情熱を胸に頑張ろう!頑張って生きて行こう!寂しくとも!」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」7巻 第55話「無限夢列車」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

こちらも、下弦の壱・魘夢に眠らされた煉獄さんが見ていた夢のシーン。

柱になったことを伝えに行くものの、結局、父親は喜んでくれず、認めてもらえませんでした。そんな兄を心配していた弟・千寿郎を抱きしめながら、杏寿郎が発したセリフがこれです。

母親との記憶がほとんどない弟に、剣士でなくても情熱を忘れずにいようと抱きしめる煉獄さん。もう切ない。涙する千寿郎くんもまた可愛い。抱き合う姿に筆者も涙。こんなお兄ちゃん欲しい…と思ってしまいました。

名言5「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ 老いるからこそ死ぬからこそ堪らなく愛おしく尊いのだ」

煉獄杏寿郎(炎柱)の7「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ 老いるからこそ死ぬからこそ堪らなく愛おしく尊いのだ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」8巻 第63話「猗窩座」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

鬼である上弦の参・猗窩座との戦いで、「人間をやめて鬼になろう。鬼になればずっと鍛錬し続けられ、強くなれる」とスカウトされた時に、煉獄さんが放った一言。命を落とす間際でも、心の炎が弱まることがなかった煉獄さん。

人間として、儚いけれど美しく生を全うしましたね…こんな生き方に憧れる人、きっとたくさんいますよね。この巻を読んだあと、筆者は胸がいっぱいになって、しばらくボーッとしてしまいました。こういう人もたくさんいたのでは?

名言6「強さというものは肉体に対してのみ使う言葉ではない この少年は弱くない 侮辱するな」

煉獄杏寿郎(炎柱)の「強さというものは肉体に対してのみ使う言葉ではない」
煉獄杏寿郎(炎柱)の「この少年は弱くない 侮辱するな」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」8巻 第63話「猗窩座」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

猗窩座は肉体的な強さにこだわっていますが、煉獄さんは肉体的にだけではなく、精神的な面においての強さにも重きを置いていますよね。「君と俺とでは価値基準が違う」と続いて言いますが、この違い、鬼にはわからないんですね。

こんな緊迫感あるシーンでも後輩隊士である炭治郎を気遣える煉獄さん、カッコいいの範疇をもはや超えています。そして炭治郎はこの言葉によって、どれほど救われたでしょうか…。

名言7「胸を張って生きろ 己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ 歯を喰いしばって前を向け 君が足を止めて踞(うずくま)っても時間の流れは止まってくれない 共に寄り添って悲しんではくれない」

煉獄杏寿郎(炎柱)の「胸を張って生きろ 己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ 歯を喰いしばって前を向け 君が足を止めて踞(うずくま)っても時間の流れは止まってくれない 共に寄り添って悲しんではくれない」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」8巻 第66話「黎明に散る」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

自分の最期をわかった上で炭治郎に語りかける煉獄さん。こんな時に炭治郎や禰豆子たちのこと、そして自分の家族のことを思いやって、淡々と死を受け入れているように見えますが、ここに来るまでに煉獄さん自身とっても苦しんだに違いありません。

このセリフは、きっと今まで自分に言い聞かせてきたことなんですよね。生きざまが真っ直ぐだっただけに、説得力がまた半端じゃない!挫けそうな時は煉獄さんのこのセリフを思い出すという人、星の数ほどいると思います!

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胡蝶しのぶ(蟲柱)の名言・名シーン

まるで蝶のような艶やかな衣装が印象的な胡蝶(こちょう)しのぶ。とても小柄ながら、実は最強なのでは?と騒がれている柱のひとり。というのも、柱の中で唯一鬼の頸を切ることなく鬼を殺せる剣士なのです。

胡蝶しのぶの鬼の殺し方は、特殊な毒を投与すること。鬼の体を熟知し、薬学に精通している彼女だからこそできる技。まさに鬼殺隊の中でも唯一無二の存在でしょう。

幼いころに家族を鬼に殺され、鬼殺隊隊員に助けられたことにより、姉の胡蝶カナエと鬼殺隊に入ります。ですがカナエは鬼に殺されてしまいます。

ずっと笑顔のしのぶさん。泣き顔は決して見せない、強くてやさしい人です。炭治郎たちを見守りながら強くしてくれる、お姉さん的存在。そんなしのぶさんと冨岡さんとの掛け合いが好きな人、多いですよね?(笑)

名言8「自分の代わりに君が頑張ってくれていると思うと私は安心する 気持ちが楽になる」

胡蝶しのぶ(蟲柱)の名言「自分の代わりに君が頑張ってくれていると思うと私は安心する 気持ちが楽になる」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」6巻 第50話「機能回復訓練・後編」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

しのぶさんは、表面は笑顔だけれど内心は鬼を憎んでいます。でもお姉さんのカナエさんは、鬼ですら憐れんでいて、その意思を受け継ぐために「可哀そう」と思い込もうとしています。

対して炭治郎はカナエと同様、心の底から憐れむことができるのです。つまりカナエさんの意志を炭治郎が受け継いでいるということになり、それを実感した時に出た言葉です。意志って、受け継ごうと思ってもなかなかできないですよね。

名言9「感情の制御ができないのは未熟者。未熟者です」

胡蝶しのぶ(蟲柱)の名言「感情の制御ができないのは未熟者。未熟者です」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」 15巻 131話「来訪者」

「鬼を人間に戻す薬」について、鬼である珠世さんと協力して進めるようにとの指示がお館様からあった直後のワンシーン。

「鬼を人間に戻す薬」の必要性はしのぶも理解はしているものの、やはり姉を殺した鬼に対する憎しみがこみあげてきたのでしょう。そんな葛藤の中で、自分の気持ちを必死にコントロールしようとするしのぶが印象的な場面です。

いつも冷静で落ち着いているしのぶですが、この時ばかりは抑えきれない感情が込み上げてしまったよう。珍しくしのぶが動揺するシーンに、グッときてしまった読者も多いのではないでしょうか。

名言10「できるできないじゃない やらなきゃならないことがある」

胡蝶しのぶ(蟲柱)の名言「できるできないじゃない やらなきゃならないことがある」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」17巻 第143話 「怒り」

無限城で姉・カナエを殺した上弦の弐の鬼・童磨と戦うしのぶ。最後の力を振り絞って毒を仕込んだ刀で首を刺します。そのときのしのぶの心のセリフです。

体が小さくて力が弱いため、鬼の首が斬れないしのぶですが、鬼を倒せば大勢の人を助けられるという信念は揺らぎません。力が強いからできる、弱いからできないのではなくて、やらなければならないことをやって、姉との約束を守る真摯な姿に涙を隠し切れません…。

このセリフはどんな人にも当てはまるのではないでしょうか。とても胸打たれますよね。

竈門炭治郎の名言・名シーン

言わずと知れた、「鬼滅の刃」の主人公。家族を鬼に襲われ、妹の禰豆子を鬼にさせられた少年です。

禰豆子を人間に戻すため、鬼と戦う道を選んだ炭治郎。「鬼殺隊」に入り、「水の呼吸」と「ヒノカミ神楽(日の呼吸)」を修得。任務中に出会った仲間と一緒に鬼を倒していきます。

炭治郎は、とにかく何事にも真っ直ぐでポジティブなのが魅力!普通なら当たり前だと思いがちなことを、「幸せ」と感じることができる素直な少年です。そんな彼に助けられたという登場人物は数えきれないほどいるはず。でもちょっと抜けていて、完璧じゃないところがまたいいんですよね★

名言11「失っても失っても 生きていくしかないんです どんなに打ちのめされようとも」

竈門炭治郎の名言「失っても失っても 生きていくしかないんです どんなに打ちのめされようとも」
該当の名言・名シーンの漫画
漫画「鬼滅の刃」3巻 第24話「元十二鬼月」より
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎 立志編」

鬼に大切な人を殺された男性に、炭治郎は「大丈夫ですか」と声をかけますが、男性は「お前みたいな子どもに何がわかるんだ」と、突っかかってきます。

そのときに炭治郎が言ったセリフ。

大切な家族を殺され、妹は鬼にされてしまった炭治郎だからこその重みがあります。お互い辛いですよね…。でも男性はこの強くてやさしいセリフと炭治郎の分厚い手を見てハッとなります。「すまない、許してくれ」と言えて良かったですよね…。

 名言12「頑張れ炭治郎 頑張れ!! 俺は今までよくやってきた!! 俺はできる奴だ!! そして今日も!! これからも!! 折れていても!! 俺がくじけることは絶対に無い!!」

竈門炭治郎の名言「頑張れ炭治郎 頑張れ!! 俺は今までよくやってきた!! 俺はできる奴だ!! そして今日も!! これからも!! 折れていても!! 俺がくじけることは絶対に無い!!」
該当の名言・名シーンの漫画
漫画「鬼滅の刃」3巻 第24話「元十二鬼月」より
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎 立志編」

古い屋敷の中に閉じ込められた人を助けるべく、鬼・響凱と戦う炭治郎ですが、前の戦いで肋と脚の骨を折っていて、まだ完治していませんでした。その状態での戦闘はなかなか厳しい…!

気弱になり、悪い想像ばかりしてしまう己の心を鼓舞するとき、言い聞かせるように叫んだのがこのセリフでした。

これ以上の自分への鼓舞があるでしょうか?頼もしい!筆者もくじけそうになったとき、必ずこのセリフを言おうと決めています!

 名言13「家族も仲間も強い絆で結ばれていればどちらも同じように尊い 血の繋がりがなければ薄っぺらだなんてそんなことはない!!」

竈門炭治郎の名言「家族も仲間も強い絆で結ばれていればどちらも同じように尊い 血の繋がりがなければ薄っぺらだなんてそんなことはない!!」
該当の名言・名シーンの漫画
漫画「鬼滅の刃」5巻 第36話「これはやべぇ」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃 」第1期「竈門炭治郎立志編」

子どもがふたりで喧嘩していると思ったら、それは鬼の姉弟。しかも相手を切りつけるところを目撃したため「仲間じゃないのか?」と憤った炭治郎に、「そんな薄っぺらなものと同じにするな、僕たちは強い絆で結ばれた家族だ」と淡々と返されます。それに反論した炭治郎のセリフです。

そう、絆というのは「信頼」から来るものなのですよね…。血の繋がった家族だからといって勝手に絆ができるわけではありません。考えてみれば当たり前のことなんですが、普段はちょっと忘れがち。信頼し合える家族になるためには、やはり努力は必要ですよね。

 名言14「殺された人たちの無念を晴らすため これ以上被害者を出さないため…勿論俺は容赦無く鬼の頸(くび)に刃を振るいます だけど鬼であることに苦しみ自らの行いを悔いている者を踏みつけにはしない」

竈門炭治郎の名言4「殺された人たちの無念を晴らすため これ以上被害者を出さないため…勿論俺は容赦無く鬼の頸(くび)に刃を振るいます だけど鬼であることに苦しみ自らの行いを悔いている者を踏みつけにはしない」
該当の名言・名シーンの漫画
漫画「鬼滅の刃」5巻 第43話「地獄へ」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃 」第1期「竈門炭治郎立志編」

累という鬼が死んで消えた後、冨岡義勇(水柱)がその衣を踏んで「人を喰った鬼に情けをかけるな」と炭治郎に言います。ですが炭治郎はこう言い放ち「足をどけてください」と庇います。

これ、考えさせられますよね。自分だったらどうでしょう?だって、鬼たちは人を操り人形にしたり、使いものにならなくなったら砕いたり、かなりひどい仕打ちしてましたよ?

そんな鬼に対して、いくら悲しい人間時代を送っていたからといって、こんなに慈悲のある行動がとれるでしょうか。まさに、炭治郎のやさしさや心の清らかさを感じる一言です。

名言15「頑張れ!! 頑張ることしかできないんだから俺は昔から 努力は日々の積み重ねだ 少しずつでいい 前に進め!!」

該当の名言・名シーンの漫画
漫画「鬼滅の刃」6巻 第50話 「機能回復訓練・後編」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

鬼にケガを負わされて、体力がなくなってしまった炭治郎たち。胡蝶屋敷で機能回復訓練を始めたものの、実力不足で指示されたことができず、へこたれてしまいます。その時に自分で自分を励ますときに出た心のセリフがこちらです。

努力しても前に進めないときってありますよね。「日々の積み重ね」ってホントに大事。一日に少しだけでも前に進めたら、きっといつか目指しているものを習得できると信じたいもの。筆者の子どもの心にも響いているようです。

名言16「いえ!できるようになったらやり方教えてあげられるので!」

竈門炭治郎の名言 「いえ!できるようになったらやり方教えてあげられるので!」
該当の名言・名シーンの漫画
漫画「鬼滅の刃」6巻 第50話「機能回復訓練・後編」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

炭治郎がひとりで呼吸の自主訓練しているときに、「ひとりで寂しくないですか」と胡蝶しのぶに聞かれて返したセリフ。このセリフで、しのぶに「君は心が綺麗ですね」と感心されます。

訓練がツラくて逃げ出した善逸と伊之助に、自分が先に習得して教えてあげようとする姿、ポジティブで素敵ですよね!自分のためだけじゃなく、他の人のために努力するって、なかなかできることではありません。だってひとりで訓練するのって寂しいですよ…。炭治郎の心の強さとやさしさが伝わる一言ですね。

名言17「この世にどうでもいいことなんて無いと思うよ」

竈門炭治郎の名言「この世にどうでもいいことなんて無いと思うよ」
該当の名言・名シーンの漫画
漫画「鬼滅の刃」7巻 第53話「君は」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

過去のトラウマによって、自分の意志で話すことができないカナヲに、炭治郎は「どうして自分で決めないの、カナヲはどうしたかった?」と聞きます。それに対して「どうでもいいの、全部どうでもいいから自分で決められないの」と返ってきた答えに対して炭治郎が言ったセリフです。

これをきっかけに、カナヲは炭治郎の明るさに惹かれ、恋に落ちます。同じ状況でこんなセリフを言われたら、きっと筆者も恋に落ちると思います(笑)

名言18「頑張れ!! 人は心が原動力だから 心はどこまでも強くなれる!!」

竈門炭治郎の名言「頑張れ!! 人は心が原動力だから 心はどこまでも強くなれる!!」
該当の名言・名シーンの漫画
漫画「鬼滅の刃」7巻 第53話「君は」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

今まではコインの表裏でしか自分の意志を決められなかったカナヲ。そんなカナヲに対して、炭治郎は「(コインの)表が出たらカナヲは心のままに生きる」と決めて投げます。見事に表が出ましたが、さらに後押しするために言ったセリフがこれです!

「今自分は何をすべきなのか?」と、ふと途方に暮れるときって、ありますよね。自分の考えたこと、思った通りに進んでいいと言われている気がして、なんだか安心できるセリフでした。

 名言19「言うはずが無いだろうそんなことを 俺の家族が!! 俺の家族を侮辱するなァアアァアアア!!!」

竈門炭治郎の名言「言うはずが無いだろうそんなことを 俺の家族が!! 俺の家族を侮辱するなァアアァアアア!!!」
該当の名言・名シーンの漫画
漫画「鬼滅の刃」7巻 第59話「侮辱」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

夢を人に見させることができる血鬼術を持つ鬼・魘夢に、自分の家族に責められる悪夢を無理やり見せられた炭治郎。

現実だったら絶対にあり得ないような暴言を家族に言わせたことに対して、怒りが頂点を超え、刀を振り上げながら叫んだセリフです。

家族への信頼度がすごいですよね!すなわち家族への愛が半端じゃない。そんな炭治郎を育てた家族の愛情にも感動。もうこの世にはいないけれど、絆の深さを実感できるシーンに感動です…。

名言20「近道なんてなかった 足掻くしかない 今の自分ができる精一杯で前に進む どんなに苦しくても悔しくても」

竈門炭治郎の名言「近道なんてなかった 足掻くしかない 今の自分ができる精一杯で前に進む どんなに苦しくても悔しくても」
該当の名言・名シーンの漫画
漫画「鬼滅の刃」8巻 第69話「前に進もう少しずつでも構わないから」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第2期「遊郭編」

炭治郎が、煉獄杏樹郎の死を煉獄家に伝えに行き、弟である千寿郎と会話している際に出たセリフです。自分が強かったら煉獄さんを助けられたのに、という悔しい思いと、今の自分ではそれを叶えられないという歯痒い思いが交錯しながらも、炭治郎は前に進もうと決意します。

努力していたつもりでも、成果が出ないことはあるでしょう。でもそれを無駄だと思うのではなく、悲しくても悔しくても先に進まなければならないんだ、という、現実に向かう強さを感じるシーンです。

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名言21「君には未来がある 十年後二十年後の自分のためにも今頑張らないと 今できないこともいつかできるようになるから」

竈門炭治郎の名言「君には未来がある 十年後二十年後の自分のためにも今頑張らないと 今できないこともいつかできるようになるから」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」12巻 第103話「縁壱零式」

刀鍛冶の里で、300年以上も前の戦国の世から引き継がれる絡繰人形「縁壱零式」を霞柱の時透無一郎に壊され、絶望する小鉄を慰める炭治郎のセリフです。

自分たちの代で終わらせられなかったとしても、後世を信じて鬼舞辻無惨を必ず倒していくんだという、諦めない炭治郎の決意に、小鉄とともに心打たれてしまいます。

とはいえ、悪意を感じはしないものの、めちゃくちゃ強い時透無一郎に心ときめく瞬間でもあったりします★

名言22「一人でできることなんてほんのこれっぽっちだよ だから人は力を合わせて頑張るんだ」

竈門炭治郎の名言「一人でできることなんてほんのこれっぽっちだよ だから人は力を合わせて頑張るんだ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」14巻 第117話「刀鍛冶」

血鬼術・水獄鉢によって囚われてしまった無一郎が戦いを諦め、意識を失いかけている時に、回想の中で炭治郎が現れるシーンです。

過去の経験から、人を守ることではなく、自分が強くなればそれでいいんだと思っていた無一郎。ですが強くなったことで、力を過大評価してしまっていました。

そして回想の中で、炭治郎が放った一言がこれです。人間ひとりでは生きていけないのだから、人に頼るときは頼ればいいんですよね。いつもひとりで抱え込んで、頑張りすぎてしまう人の心に刺さる一言ではないでしょうか。

名言23 「人のためにすることは巡り巡って自分のためになる そして人は自分でない誰かのために 信じられないような力を出せる生き物なんだよ 無一郎」

竈門炭治郎の名言 「人のためにすることは巡り巡って自分のためになる そして人は自分でない誰かのために 信じられないような力を出せる生き物なんだよ 無一郎」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」14巻  第117話 「刀鍛冶」

いまだ血鬼術・水獄鉢によって囚われている無一郎。そんな無一郎を刀鍛冶の小鉄が助けようとするシーンです。

柱でさえてこずる相手を、刀鍛冶が相手にすることなどできるはずがなく…。急所を刺されても助けようとする小鉄の姿を見て、無一郎が思い出した炭治郎のセリフです。

無一郎の「無」が「無限の無」であることなど、無一郎の記憶を取り戻すきっかけともなったこのセリフ。人は支え合って生きているのだということを教えてくれます。しみじみします…。

名言24「生まれた時は誰もが弱い赤子だ 誰かに助けてもらわなきゃ生きられない お前もそうだよ猗窩座 記憶にはないのかもしれないけど 赤ん坊の時お前は 誰かに守られ助けられ今 生きているんだ」

竈門炭治郎の名言「生まれた時は誰もが弱い赤子だ 誰かに助けてもらわなきゃ生きられない お前もそうだよ猗窩座 記憶にはないのかもしれないけど 赤ん坊の時お前は 誰かに守られ助けられ今 生きているんだ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」17巻 第148話「ぶつかる」

弱者が嫌いという理由で、いろんな人を侮辱する猗窩座。弱者が間引かれるのは自然の摂理だと言い切るのに対して、炭治郎が否定したときのセリフです。

大声で糾弾するわけでもなく、感情的に怒るのではなく、落ち着いた態度で言い聞かせるような炭治郎の表情はなんとも悲しげですよね。

どうしてこんな当たり前のことがわからないのだろう、と思っているのかしら…。いつも周りに感謝しているからこそ出る言葉ですよね。

とてもやさしい炭治郎ならではの言葉だと思います。

名言25「一番弱い人が一番可能性を持っているんだよ 玄弥」

竈門炭治郎の名言「一番弱い人が一番可能性を持っているんだよ 玄弥」
該当の名言・名シーンの漫画
漫画「鬼滅の刃」20巻 第172話 「弱者の可能性」

不死川玄弥は、鬼の上弦の壱・黒死牟と戦って大怪我を負ってしまいます。仲間を助けたいと焦っているのに怖い。力がないことが悔しくて、体がうまく動きません。

そんな時、頭をよぎったのが炭治郎と過ごした時にかけられたこのセリフ。強者の警戒の壁の薄さを突けばいい、弱者だからこそ可能性があるという意味の言葉です。

弱い者は弱いからといって、決してネガティブになることはないんですよね。自分の可能性を信じて進めば、必ず成果はあげられるんだと思わせてくれる一言です。

名言26「俺たちは仲間だからさ 兄弟みたいなものだからさ 誰かが道を踏み外しそうになったら 皆で止めような どんなに苦しくてもつらくても 正しい道を歩こう」

竈門炭治郎の名言「俺たちは仲間だからさ 兄弟みたいなものだからさ 誰かが道を踏み外しそうになったら 皆で止めような どんなに苦しくてもつらくても 正しい道を歩こう」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」23巻 第201話「鬼の王」

鬼化してしまって襲いかかる炭治郎を止めようとする伊之助ですが、脳裏に炭治郎と一緒に過ごした日々がよみがえります。その時の回想シーンでの炭治郎の言葉です。

いやぁ〜泣けます!この回想場面のなんと温かいこと…。かつての兄弟とも言える仲間だったのに、斬る覚悟をしなければならない伊之助の心情を思うとなんともやるせない。

ですが正しい道を歩くために、約束を守るために、伊之助は覚悟を……、いや、無理に決まってますよね(涙)でもこういう兄弟のような人間関係って、理想ですよね。

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竈門禰豆子の名言・名シーン

炭治郎の妹、禰豆子ちゃん。家族思いのやさしい少女だったのですが、家族が鬼に殺されたときに一緒に襲われ、鬼に変貌してしまいます。ですがほかの鬼とは違い、炭治郎や人間を守ります。

鬼になってもやさしさと思いやりが消えることなく、子どものような無邪気な一面を持っているのに、覚醒すると強くなるところも魅力。また、体の大きさを自由に変えることができ、それに伴って精神も幼くなったり、大きくなったりするところも可愛くて、人気のキャラクターです。

名言27「幸せかどうかは自分で決める 大切なのは今なんだよ 前を向こう 一緒に頑張ろうよ 戦おう」

竈門禰豆子の名言「幸せかどうかは自分で決める 大切なのは今なんだよ 前を向こう 一緒に頑張ろうよ 戦おう」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」11巻 第92話「虫ケラボンクラのろまの腑抜け」
該当の名言・名シーンのアニメ「アニメ「鬼滅の刃」第2期「遊郭編」

戦いの中で一瞬気を失ったのか、昔の夢を見た炭治郎。

その夢の中で禰豆子が言ったセリフです。人間なんだから何でも思い通りにはいかないのだから、誰かのせいにするのではなく、自分の幸せを見つければいいんですよね!

どうしてこんなに幼い子が、そんな真理をわかっているのでしょう…。なんていい子!ただただ感心です…。

結局、自分を幸せにするのは自分自身だということに、あらためてハッとさせられた瞬間でした。

嘴平伊之助の名言・名シーン

炭治郎の鬼殺隊の同期。山で猪に育てられたからなのか、猪のマスクを被っています。触覚が優れている伊之助は、独自に編み出した「獣の呼吸」で、空気の僅かな揺らぎを感知することができます。

人間としての常識をあまりわかっていないところがあるのですが、わかっていないからこそ、これまで誰も考えつかなかったアイデアを思いつき、そのおかげで炭治郎は何度も助けられます。炭治郎と善逸、その三人のやりとりがとっても面白いですよね★

 名言28「悪化上等!! いまこの刹那の愉悦に勝るもの無し!!」

該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」4巻 第26話「素手喧嘩」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

炭治郎に戦いを挑む伊之助。この前に鬼と戦っていて、肋骨が折れてしまっています。でもそんなことはおかまいなし!血気盛んな伊之助を、炭治郎が「やめろ、骨を痛めているときはやめておけ」と止めようとします。

これに対し、伊之助が返したセリフがこれ。

アクティブですね~、アグレッシブですね~!今この瞬間が楽しければいいじゃないか!こんな風に後先考えることなく動いてみたい!きっと楽しいだろうな。でもなかなかできないんですけどね(笑)

 名言29「夢じゃねぇ!! 現実だ!!! 罠にかかるんじゃねぇよ!!つまらねぇ死に方すんな!」

嘴平伊之助の名言「現実だ!!! 罠にかかるんじゃねぇよ!!つまらねぇ死に方すんな!」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」7巻 第61話「狭所の攻防」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

無限列車で魘夢がかけた血鬼術によって、夢を見せられた炭治郎。夢から覚めるために夢の中で首を斬り続けるのですが、その勢いのまま現実世界でも首を斬りそうになってしまいます。そんな炭治郎を止めようとしたときの伊之助のセリフがこちらです。

いつもどこかズレていて可愛い伊之助ですが、大事な場面ではバシッと頼りになる言葉をかけてくれてカッコいいですよね。現代にいたらぜひ友だちになって欲しい。優柔不断な筆者のこともバシバシ叱って欲しいです(笑)

名言30「なれるかなれねぇかなんてくだらねぇこと言うんじゃねぇ!! 信じると言われたならそれに応えること以外考えんじゃねぇ!!」

嘴平伊之助の名言「なれるかなれねぇかなんてくだらねぇこと言うんじゃねぇ!! 信じると言われたならそれに応えること以外考えんじゃねぇ!!」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」8巻 第66話「黎明に散る」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

こちらも、まさかの(?)ズバッと核心を突く伊之助の言葉。力が及ばないせいで、煉獄さんの力になることができずに弱音を吐く炭治郎を諫めるシーンです。

煉獄さんが炭治郎、伊之助、善逸の三人に投げかけてくれた「もっともっと成長しろ。今度は君たちが鬼殺隊を支える柱になれ。俺は信じる。君たちを信じる。」という言葉に素直にこたえようとする伊之助…。

ただひたすら猪突猛進だった伊之助に、大きな成長を感じたのは私だけではないはずです。

名言31「悔しくても泣くんじゃねえ どんなに惨めでも恥ずかしくても生きてかなきゃならねえんだぞ」

嘴平伊之助の名言「死んだ生き物は土に還るだけなんだよ べそべそしたって戻ってきやしねぇんだよ 悔しくても泣くんじゃねえ どんなに惨めでも恥ずかしくても生きてかなきゃならねえんだぞ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」8巻 第66話「黎明に散る」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

無限列車の戦いで、大きな存在を失ってしまった炭治郎たち。何かひとつできるようになっても壁はすぐに立ちふさがり…。悔しくて悲しくて情けなくて嗚咽する炭治郎と善逸に、伊之助が叫んだセリフ。

伊之助だって泣いているんですけどね…。でもこう言わなきゃ、誰も前に進めないことをわかっていたからのセリフではないでしょうか。炭治郎や善逸はもちろんのこと、きっと自分自身も奮い立たせようと思っての言葉だと思います。伊之助、ほんと熱い男だよ…。

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我妻善逸の名言・名シーン

鬼殺隊の同期で、「雷の呼吸」の使い手。普段は臆病で弱気だけど、眠ると本来の強い力を発揮します。でも自分では、その力に気づいていません。耳がとても良く、細かい音まで聞き取ることができる能力を持っています。

普段はヘタレで何もできないように見えるのに、実は心やさしく、眠ると強くなる善逸。そして、ひとつしか持っていない技をとことん極めて鬼を狩っていくところがカッコいいんですよねぇ〜。ギャップ萌え!

名言32「禰豆子ちゃんは俺が守る」

我妻善逸の名言「禰豆子ちゃんは俺が守る」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」7巻 第60話「二百人を守る」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

無限列車で乗客にまとわりつく鬼を斬り刻む伊之助に加え、禰豆子も乗客を守ろうとします。が、鬼に両手両足を捕まれ身動きがとれなくなってしまいます。まさに絶体絶命!の、その瞬間に善逸が助けに入り、鬼を斬り裂く!その後のセリフです。

でも寝たままなので、禰豆子ちゃんは目が点に(笑)。とはいえ胸キュンですよね、これ。怖がりで普段は全く戦おうとしない善逸が、大切な子のためなら刀を抜くなんて…例え寝言でもキュンとしちゃいます!

富岡義勇(水柱)の名言・名シーン

鬼殺隊の「柱」のひとりで「水柱」を担っています。全集中の呼吸・水の呼吸を極めており、青い日輪刀で鬼を殺します。

炭治郎が初めて出会った鬼殺隊士で、炭治郎が鬼殺隊士になるきっかけを与える人物です。はじめは無口で無表情だったため、冷たく思われがちだったのですが、実は義理堅く、人情に厚い。そして意外と天然!

勘違いされてしまうこともあるのですが、明るい炭治郎と接する内に、徐々につられて富岡義勇自身も明るくなっていきます。この過程が本当に心温まるのです。

名言33「生殺与奪の権を他人に握らせるな!! 惨めったらしくうずくまるのはやめろ!! そんなことが通用するならお前の家族は殺されていない 奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が妹を治す?仇を見つける? 笑止千万!! 弱者には何の権利も選択肢もない 悉(ことごと)く強者にねじ伏せられるのみ!!」

富岡義勇(水柱)の名言「生殺与奪の権を他人に握らせるな!! 惨めったらしくうずくまるのはやめろ!! そんなことが通用するならお前の家族は殺されていない 奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が妹を治す?仇を見つける? 笑止千万!! 弱者には何の権利も選択肢もない 悉(ことごと)く強者にねじ伏せられるのみ!!」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」1巻 第1話「残酷」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

鬼となってしまった禰豆子を殺そうとする冨岡さん。炭治郎は妹を助けてくれと土下座しますが、その時に言い放ったセリフです。

はじめて読んだときは、突然家族を殺された少年に向かって「厳しいなー!」と思ったのですが、冨岡さん自身も姉と親友を鬼に殺されたという過去を持っているからこそ、重みのあるセリフなんですよね。

結果的に禰豆子は助けてくれるし、後見人にはなってくれるしで、とっても話のわかる、責任感の強い人でした。

名言34「怒れ 許せないという純粋な怒りは 手足を動かすための揺るぎない原動力になる」

富岡義勇(水柱)の名言「怒れ 許せないという純粋な怒りは 手足を動かすための揺るぎない原動力になる」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」1巻 第1話「残酷」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

前述の続き。「なぜ手元の斧で戦わなかった」と炭治郎を叱責した冨岡さんでしたが、呆然としている炭治郎に向かって、心の中で呟いたのがこのセリフ。

炭治郎が打ちのめされてツラいのはわかっている冨岡さん。でも今すべきことは「怒りを原動力にして立ち上がる」ことなのだというメッセージなのです。

人が立ち上がるための原動力ってさまざまありますが、「怒り」もまたそのひとつ。「炭治郎頑張れ!」と、一緒に励ました読者も多いはず!

宇髄天元(音柱)の名言・名シーン

鬼殺隊の「柱」の一人で「音柱」。音の呼吸を使う元忍の青年です。派手好きで、クレイジー発言が満載です。

でも実はやさしい性格で、人命を第一としています。炭治郎たちとともに死闘を繰り広げるところはもちろんカッコいいのですが、身長六尺(約180㎝)以上で筋骨隆々な体格、そして装飾や化粧をとると端正な顔立ちというところが、女心をくすぐるポイントとなっています。

そりゃあ妻も三人いるよね…と妙に納得できる、憎めないキャラクターです。

名言35「恥じるな 生きてる奴が勝ちなんだ 機会を見誤るんじゃない」

宇髄天元(音柱)の名言「恥じるな 生きてる奴が勝ちなんだ 機会を見誤るんじゃない」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」9巻 第75話「それぞれの思い」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃 第2期「遊郭編」

京極屋の屋根で善逸を待つ炭治郎と伊之助ですが、音もなく現れた宇髄さんが「善逸は今行方知れずだ」と語り、状況をしっかり把握できていなかったことを謝罪。花街を出ろと言い出すのです。

それに拒もうとする炭治郎たちに言ったのがこのセリフです。

やはり「生きる」ことが第一と言うことなんですね。生きるためには逃げることも大事。そのタイミングをみすみす見逃してはいけないのです。この「機会を見誤るんじゃない」って、どんなことにも当てはまる名言だなぁと思います。

名言36「こっからはド派手に行くぜ」

宇髄天元(音柱)の名言「こっからはド派手に行くぜ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」9巻 第79話「風穴」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第2期「遊郭編」

上弦の陸・堕姫が操っている帯(伊之助いわく蚯蚓帯)と激しい攻防戦を繰り広げる伊之助と宇髄さんの妻・まきをと須磨。苦戦しているところに善逸も寝ながら参戦し、続いて上から大きな風が攻め込んできます。

何がおこったのかわからない一同でしたが、そこに宇髄さんが登場!放ったセリフがこれ!

なんですか、このド派手な演出!伊之助と同じくワクワクしちゃいますよね!さすが宇髄さん、ここからは絶対に大丈夫と確信できちゃいます!不敵な笑みもステキです★

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時透無一郎(霞柱)の名言・名シーン

鬼殺隊の「柱」の一人。最年少の霞柱で「霞の呼吸」を使います。

柱になったのは鬼殺隊に入ってわずか2ヶ月。天才剣士と呼ばれています。ですがなにせ無表情で、他人のことは覚えられず、他人にも関心がありません。

合理的に鬼を倒すだけの彼は、悪意なく心ない言葉を発してばかりの嫌なヤツだったのですが、実は悲しい過去を持っています。

炭治郎との出会いによって徐々に変わっていき、たまに見せるあどけない素顔にキュンときます。

名言37「どんなすごい攻撃も当たらなかったら意味ないでしょ」

時透無一郎(霞柱)の名言「どんなすごい攻撃も当たらなかったら意味ないでしょ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」14巻 第120話「悪口合戦」

真の姿となった上弦の伍・玉壺との戦いのシーン。

水玉を抜け出した上弦の伍・玉壺の攻撃を完全に見切り、発した無一郎のセリフですが、これ以前に散々玉壺を挑発しまくっており「人の神経を逆撫でする餓鬼」と言われているのに、さらにかぶせてこのセリフとは…。そしてこの、相手をバカにしまくった無一郎くんの不敵な笑顔!さぞや玉壺もイライラしたでしょうね、心中お察しします(笑)。

無一郎の強さが際立っており、勝利を確信できるので安心して読める場面となっています。

名言38「お館様が言った通りだ “確固たる自分”があれば 両の足を力いっぱい踏ん張れる 自分が何者なのかわかれば 迷いも戸惑いも焦燥も消え失せ 振り下ろされる刃から 逃れられる鬼はいない」

該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」14巻 第121話「異常事態」

前セリフからの続き。家族を殺され、自分も死の淵を見た過去をすべて思い出した無一郎は、悲惨な記憶も怒りも厳しかった修行もすべてを刀に込めて、上弦の伍・玉壺に斬りつけます。自分が何者か分かった無一郎はもう無敵ですね!

本当の力を発揮する時が来たんだと、見ていてワクワクするシーンです。いつもの感情を映さない目とは違う、力強い目力にグッときます!

名言39「僕は幸せになる為に生まれてきたんだ」

時透無一郎(霞柱)の名言「僕は幸せになる為に生まれてきたんだ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」21巻 第179話「兄を想い 弟を想い」

上弦の壱の鬼・黒死牟との激闘の末、勝利した無一郎たち。ですが彼は14歳という若さで死んでしまいます。天国へ上る途中、現れた兄の有一郎に「こっち来るな、戻れ。何のために生まれてきたのかわからないじゃないか」と言われます。

それに対して返した無一郎のセリフがこれです。

ストーリーを知らない人がこのページだけ読んだとしても泣けるんじゃないかというくらい、感動的な場面です。幸せは長さではなく、「どう生きたか」が重要なんだと、改めて感じられる言葉です。

不死川実弥(風柱)の名言・名シーン

鬼殺隊の「柱」のひとり。風柱で「風の呼吸」を使います。顔や上半身に無数にキズがあり、インパクト大のキャラクターです。

目つきは悪いけど結構なイケメンです。見た目に比例して性格や口も悪い(笑)。母親が鬼になってしまい、兄弟を殺してしまいますが、実弥は弟・玄弥を助けるために、母親を殺したという過去を持っています。

ヤンキー系で怖いけれど実は弟ラブ。根が優しいツンデレお兄ちゃんなのです。

名言40「お袋にしてやれなかった分も 弟や妹にしてやれなかった分も お前がお前の女房や子供を幸せにすりゃあ良かっただろうが」

不死川実弥(風柱)の名言「お袋にしてやれなかった分も 弟や妹にしてやれなかった分も お前がお前の女房や子供を幸せにすりゃあ良かっただろうが」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」19巻 第166話「本心」

無限城の中で、玄弥は時透無一郎が上弦の壱・黒死牟と戦っているところを目撃します。なんとか加勢するタイミングを計っていた玄弥でしたが、黒死牟に気付かれており、背後から斬られてしまいます。

黒死牟がトドメを刺そうとした瞬間、実弥が攻撃を阻みます。その時、玄弥に背を向けながら言った実弥のセリフです。ぶっきらぼうだけど弟への愛が溢れていて、涙せずにいられません。

玄弥くん、最期にお兄ちゃんの本音が聞けて良かったね…。

甘露寺蜜璃(恋柱)の名言・名シーン

鬼殺隊の「柱」のひとり。恋柱で「恋の呼吸」を使います。

惚れやすい性質で、誰にでも恋をします。生まれつき人並外れた強さを持ち、その力を生かして人を助けるために鬼殺隊へと入ります。

鬼を恨んでいるわけではないため、炭治郎や禰󠄀豆子と仲が良い。明るくて、みんなを元気にさせられる、活発な女の子です。現代だったら、アイドルになってセンターで踊っていそうなタイプかもしれませんね★

名言41「実際に体感して得たものはこれ以上ない程価値がある 五年分 十年分の修行に匹敵する 今の炭治郎君は前よりももっとずっと強くなってる」

甘露寺蜜璃(恋柱)の名言「実際に体感して得たものはこれ以上ない程価値がある 五年分 十年分の修行に匹敵する 今の炭治郎君は前よりももっとずっと強くなってる」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」12巻 第101話「内緒話」

上弦の陸の鬼である妓夫太郎を討ち倒したものの、2ヶ月も意識が戻らなかった炭治郎。やっと復活でき、刃こぼれした刀を見てもらうため、刀鍛冶のいる里へ。そこで蜜璃さんと再会し、「上弦の鬼と戦い生き残ったことは凄い経験」と炭治郎を褒め、このセリフに続きます。

勉強をしたり、練習やトレーニングをする以上に、何事も経験に勝るものはないと私たちにも語りかけられているような気がする名言です。

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悲鳴嶼行冥(岩柱)の名言・名シーン

鬼殺隊の「柱」。岩の呼吸の使い手「岩柱」で、9名いる柱の中心を担う隊士です。

身長が220cm、体重が130kgと、確実に強そうな体格です。事実、卓越した身体能力の高さを誇ります。「悲鳴嶼(ひめじま)」ってすごい名前ですが、名前負けしないほどのすごい戦闘力!盲目ですが、そんなことは関係ありません。

大きくて落ち着いているため大人に見えますが、感動屋さんで何かというとすぐ涙を流します。そういった人間味に溢れたところを見ると、とても愛おしいキャラクターだなと思います★

名言42「普段どれ程善良な人間であっても 土壇場で本性が出る しかし君は逃げず 目を逸らさず 嘘をつかず 素直でひたむきだった 簡単なことのようだが どんな状況でもそうあれる者は少ない…」

該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」16巻 第135話「悲鳴嶼行冥」

昔、寺で身寄りのない子どもたちを育てていた悲鳴嶼さん。でも鬼に襲われた時に、信じていた子どもたちに裏切られてしまいます。そのことが原因で疑り深くなったそう。

真っすぐに思いを伝える炭治郎の真摯な態度に、このセリフを言いました。土壇場で本性って出ちゃいますよね…。自分だったらどうだろう、と考えてしまいます。

きっと本性出ちゃうかも…。目を逸らさず、嘘をつかない人間になりたいけれど、簡単なようでなかなか難しい!

伊黒小芭内(蛇柱)の名言・名シーン

鬼殺隊のひとり。「蛇柱」で「蛇の呼吸」を使います。「鏑丸(かぶらまる)」という蛇を連れた、左右の瞳が異なる青年。白黒の縞模様の羽織を着ており、口を鬼によって斬り裂かれたため、口元に包帯を巻いています。

ねちねちした性格で絶妙にウザいのですが(笑)、過去に苦労していて(とても複雑!)、人間を信用できなくなっているので、それも仕方ないのかなぁと思ってしまします。

名言43「底抜けに明るく優しい君は たくさんの人の心をも救済している 胸を張れ」

伊黒小芭内(蛇柱)の名言「底抜けに明るく優しい君は たくさんの人の心をも救済している 胸を張れ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」23巻 第200話「勝利の代償」

鬼舞辻無惨との激闘が終わったものの、恋柱・甘露寺蜜璃とともに深手を負ってしまいます。「私あまり役に立てなかった」と泣きながら言う甘露寺さんに向かって言ったセリフです。

こんなに直球な褒め言葉をこんなときに…!号泣ですよね!自分の底抜けの明るさが、知らない間にたくさんの人々に光を与えることができていたなら、こんなに幸せなことはありません。

蜜璃さんのような人間になりたい、と思う人もたくさんいると思います。そして、このふたりで本当に幸せになって欲しかったです…。

産屋敷耀哉(お館様)の名言・名シーン

鬼殺隊の最高管理者。産屋敷は鬼舞辻無惨と敵対する一族なのですが、そこの97代当主です。

鬼殺隊の人たちからは「お館様」と呼ばれています。人を心地よくさせる術をもっており、カリスマ性を持っている人物。

鬼殺隊士のことを「私の子どもたち」と言っており、病気なのにも関わらず、毎日死んだ子どもたちの墓参りは欠かせません。心が広く、やさしい人格者。こんな人のそばにいたら、自分も良い人間になれる気がします。

名言44「十二鬼月を倒しておいで そうしたら皆に認められる 炭治郎の言葉の重みが変わってくる」

産屋敷耀哉(お館様)の名言「十二鬼月を倒しておいで そうしたら皆に認められる 炭治郎の言葉の重みが変わってくる」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」6巻 第47話「プイ」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

柱合会議に出席した炭治郎と禰豆子でしたが、柱の面々は禰豆子が本当に人を食らわないか信じられません。不死川実弥が自分の血を見せつけます。が、禰豆子は我慢することができました。

でもまだ信じない人はいるであろうから、鬼殺隊として戦えることを証明しなければならないと、お館様が提案したのがこのセリフです。

自分が納得できたからといって、他の人にそれを押し付けることはしません。信頼を得るためには、疑われている本人が行動で示さなければいけません。

お館様の公平さとやさしさが伝わってくるセリフですね。

名言45「素晴らしい 君は神様から特別に愛された人なんだよ蜜璃 自分の強さを誇りなさい 君を悪く言う人は皆 君の才能を恐れ 羨ましがっているだけなんだよ」

産屋敷耀哉(お館様)の名言「素晴らしい 君は神様から特別に愛された人なんだよ蜜璃 自分の強さを誇りなさい 君を悪く言う人は皆 君の才能を恐れ 羨ましがっているだけなんだよ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」14巻 第124話「いい加減にしろ バカタレ」

自分の力が強すぎたがために、お見合い話が破談になった恋柱・甘露寺蜜璃。自分はこの力のままでいいのかと悩む蜜璃さんに対して、お館様がかけた言葉です。

生まれた時から力が強かった蜜璃さんは、男性に拒絶されて悲しかっただろうに、お館様はその時欲しかったやさしい言葉で、傷ついた彼女の心を救ってくれました。

いろんな人の良いところを見つけるだけでなく、その人が辛い時期にさらっと言ってあげられるのは実はとても難しいこと。お館様、素晴らしすぎます。

名言46「永遠というのは人の想いだ 人の想いこそが永遠であり 不滅なんだよ」

産屋敷耀哉(お館様)の名言「永遠というのは人の想いだ 人の想いこそが永遠であり 不滅なんだよ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」16巻 第137話「不滅」

産屋敷家に来た鬼舞辻無惨と、寝たきり状態になっていたお館様が会話をしているシーンのセリフ。永遠・不滅を夢見ている無惨に対して、何が永遠・不滅かを説くシーン。

この時のお館様は殺気をみせず、無惨ですら懐かしさや安堵を感じています。仏のように微笑みながら宿敵の無惨と話すお館様は、どこか悲しそう。

鬼殺隊が続いているのは「人の想いと繋がりが重要」だから。いろんなものを繋いできたからこそ、今の世界があるんだなと改めて気づけるシーンです。

名言47「大切な人が笑顔で 天寿を全うするその日まで幸せに暮らせるよう 決してその命が理不尽に脅かされることがないよう願う 例えその時自分が生きてその人の傍にいられなくとも 生きていて欲しい 生き抜いてほしい」

該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」19巻 第168話「百世不磨」

風柱・不死川実弥に、仲良くしていた隊員の遺書を見せながら、お館様が語りかけたセリフです。この日、実弥は初めて柱合会議に参加したのですが、一段高い所から見下ろすお館様が気に食わなかったよう。

ですが、亡くなった隊員たち全員の名前と生い立ちを覚えているなど、お館様の姿勢と包み込むような言葉に、実弥はハッとします。病弱のため「何もできなくてごめんね」と言うお館様ですが、その言葉に秘めた、ぬくもりと力強さ。

実弥は自分の母親を思い出しますが、本当に母親の情愛だと思います。胸が締め付けられます。

鬼舞辻無惨の名言・名シーン

炭治郎の家族を殺し、禰豆子を鬼に変えた張本人で、このストーリーの黒幕。主人公・炭治郎と鬼殺隊の宿敵です。すべての鬼の始祖なのですが、普段は人間に紛れて生きています。

「太陽の光を克服できる」と信じて、青い彼岸花を探し続けています。

産屋敷耀哉とは正反対な性格で、一言でいえば生きることにストイックな無惨。ですが、実は千年以上もの間、心の奥底に積み重なった苦しみを誰にも理解してもらえない、哀しく孤独な鬼なのです。

名言48「私が嫌いなものは“変化”だ 状況の変化 肉体の変化 感情の変化 凡ゆる変化は殆どの場合“劣化”だ 衰えなのだ 私が好きなものは“不変” 完璧な状態で永遠に変わらないこと」

鬼舞辻無惨の名言「私が嫌いなものは“変化”だ 状況の変化 肉体の変化 感情の変化 凡ゆる変化は殆どの場合“劣化”だ 衰えなのだ 私が好きなものは“不変” 完璧な状態で永遠に変わらないこと」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」12巻 第98話「上弦集結」

上弦の陸・妓夫太郎と堕姫が死んだ後、上弦の鬼たちが集められた時に放ったセリフ。113年もの間変わらなかった状況が変わったことに、イライラがマックスに!怖い…。

変化を劣化と捉えているのは悲しい気がしますが、老いや衰えを許さず、不変と完璧を追い求める無惨のストイックさには脱帽です。生きることへの執念や意志の強さを感じますよね。

鱗滝左近次の名言・名シーン

炭治郎の剣術の育ての親であり、全集中の呼吸「水の呼吸」を教えた人物です。

昔、鬼殺隊士として活動していた時期があり、当時の「水柱」になっていた程の実力の持ち主。何故か天狗の仮面をかぶっています。

稽古の時は容赦なく厳しい一面を持つものの、愛があるのがわかるため、炭治郎も禰豆子もとても慕っています。しかしどうして天狗の仮面を被っているのでしょう?どんな設定になっているのか気になります。

名言49「判断が遅い お前はとにかく判断が遅い 朝になるまで鬼に止めを刺せなかった 今の質問に間髪入れず答えられなかったのは何故か?お前の覚悟が甘いからだ」

鱗滝左近次の名言「判断が遅い お前はとにかく判断が遅い 朝になるまで鬼に止めを刺せなかった 今の質問に間髪入れず答えられなかったのは何故か?お前の覚悟が甘いからだ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」1巻 第3話「必ず戻る夜明けまでには」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

鬼に殺された人々を埋葬している鱗滝左近次と遭遇した炭治郎。話しかけて自己紹介をすると、突然「妹が人を喰ったらどうする」と問われます。驚いた炭治郎は一瞬言葉を失うのですが、即座に平手が飛んできます。

その後の鱗滝さんのセリフなのですが、この一瞬の間で判断が遅いとは…。

鬼殺隊士としてどれだけの覚悟が求められているのか、よくわかるシーンです。 それだけ危険な世界に足を踏み入れたということなんですよね。普通の少年だったのに…頑張れ炭治郎!

名言50「“もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は” “竈門炭治郎及び…鱗滝左近次 冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します”」

鱗滝左近次の名言「“もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は” “竈門炭治郎及び…鱗滝左近次 冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します”」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」6巻 第45話「鬼殺隊柱合裁判」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

柱合裁判の中、鬼(禰豆子)を連れていることは隊律違反だとして、炭治郎の処刑が求められるシーン。会議の途中で鱗滝さんからお屋形様宛の手紙が読まれるのですが、その内容がこの文章です。炭治郎の今後に繋がっていく、重要な手紙となっています。

鬼ではあるものの人は襲わない禰豆子のことを、よくわかってくれている鱗滝さんだからこそのセリフですよね。そして自身の命までかけてくれているだなんて…炭治郎につられて泣いてしまいます…。

錆兎の名言・名シーン

宍色の髪と、頬に大きな傷。そして狐のお面の剣士である錆兎(さびと)。最終選別に行くための最後の試練で挫けそうになっている炭治郎の前に、同じく狐のお面をつけた真菰(まこも)という少女とともに現れます。そして炭治郎の修行を手助けしてくれるのですが、実はふたりは鱗滝さんの弟子でした。

しかし、炭治郎はなぜか錆兎と真菰に匂いを嗅ぎ取ることができません。実はふたりとも、既に鬼に殺されてしまっていたのです。ミステリアスな雰囲気の錆兎ですが、正義感が強く、男気を感じさせます。そしてとても心のやさしい少年です。

名言51「どんな苦しみにも黙って耐えろ お前が男なら 男に生まれたなら」

錆兎の名言「どんな苦しみにも黙って耐えろ お前が男なら 男に生まれたなら」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」1巻 第4話「炭治郎日記・前編」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

岩を斬ることを課せられた炭治郎。半年もの間頑張ったのでが、成果がまったく上がらないのでした。くじけそうになる自分を鼓舞するために「頑張れ俺!」と叫ぶのですが、そこへ「うるさい」と錆兎が登場。

続いて、錆兎が炭治郎に放ったセリフがこれです。

錆兎のテーマは「男」のようです。作中、何度も「男」が出てきます。どんな苦しみにも黙って耐えなければならないなんて、「男」ってツラい…。

名言52「努力はどれだけしても足りないんだよ」

錆兎の名言「努力はどれだけしても足りないんだよ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」1巻 第7話「亡霊」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

最終選別に行った炭治郎を心配する真菰に、錆兎が「わからない」と淡々と返した次のセリフです。そう言いながらも本当は心配しているのでしょうね…。

いくら努力し続けて習得したと思っても、本番で必ず報われるとは限りません。勝負してみなければわからないのです。ですが、努力すればするほどいい結果に近づけるのも事実。絶対に無駄にはならないと信じたい!だから日ごろの努力は忘れずに続けていきたいものですね!

名言53「お前は絶対死ぬんじゃない 姉が命をかけて繋いでくれた命を 託された未来を お前も繋ぐんだ 義勇」

錆兎の名言「お前は絶対死ぬんじゃない 姉が命をかけて繋いでくれた命を 託された未来を お前も繋ぐんだ 義勇」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」15巻 第131話「来訪者」

最終選別で命を落とした錆兎に助けられ、自らは鬼を倒すことなく合格。実は自分の力に自信がない水柱・冨岡義勇。

そんな義勇を励ます炭次郎とのやり取りの中で、思い出されたのが最終選別で同じだった錆兎のこのセリフでした。祝言を翌日に控えた姉が命を懸けて守ってくれたのに、姉の代わりに死ねばよかったなどと思う義勇を諫める錆兎。

生きていれば、煉獄さんと並ぶような強い柱だったことでしょう。きっと今よりもっと人気キャラになったんだろうなぁと思ってしまいますね。

真菰の名言・名シーン

錆兎とともに現れた、狐のお面を被った少女。半年もの期間、炭治郎の修行の手助けをしてくれます。「鱗滝さんが大好きなんだ」が口癖だったり、花飾りを作ってみたりと、とてもかわいらしいキャラクター。

ですが、炭治郎のダメな部分をすぐに見抜いたり、全集中の呼吸を教えたりと、アドバイスが的確!仕事ができる!さすがは鱗滝さんの弟子という感じ。真菰が生きていたら、どんな柱になっていたんだろう、と想像しちゃいます!

名言54「死ぬほど鍛える 結局それ以外にできることないと思うよ」

真菰の名言「死ぬほど鍛える 結局それ以外にできることないと思うよ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」1巻 第5話「炭治郎日記・後編」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

なかなか錆兎に勝つことができない炭治郎。そんな炭治郎の修行を手助けする真菰が、炭治郎に全集中の呼吸の説明をしている際に、投げかけたセリフです。

剣術や呼吸というものは、ちょっとやそっとで身につくものではなく、やはり死に物狂いで鍛錬に鍛錬を重ねなくてはいけないということなのでしょうね。

自分の夢やうまくなりたいことがあるなら、努力し続けなくてはならない。頑張っているけどなかなか成果に結びつかない時こそ、胸に響くセリフです。

愈史郎の名言・名シーン

珠代の薬によって鬼になった少年。無惨が生んだ鬼ではないので、無惨の呪いはかかっていない、稀有な存在です。人間の血を少しだけわけてもらうことで生きることができ、人間を襲うことはありません。

珠代をとても慕っていて、珠代への殺気を少しでも感じる者に対しては、異常なまでに敵視します。珠代ととても仲の良い炭治郎に対しては、殺気というよりはむしろ、激しい嫉妬をしているようで、敵視に近い対応をします。

典型的なツンデレ少年という感じですが、心根は素直でやさしいのだろうなと感じさせられるキャラクターです。

名言55「人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる 欲しがるばかりの奴は 結局何も持ってないのと同じ 自分では何も生み出せないから」

愈史郎の名言「人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる 欲しがるばかりの奴は 結局何も持ってないのと同じ 自分では何も生み出せないから」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」16巻 第146話「誇り」

善逸と戦って、善逸の兄弟子である上弦の陸・獪岳は破れます。その時に善逸を救出に来た愈史郎が、死に際の獪岳に放ったセリフです。

かつて獪岳は善逸に対してずっと嫉妬していました。任務中に対戦した黒死牟に鬼にされた獪岳ですが、自分のことばかり考えている少年でした。

愈史郎の一言は、その言葉通り、人のためになろうとせずに、自分のことばかり考えているようでは全然ダメ!ということを教えてくれます。

名言56「本当によく頑張ったな えらいよお前は」

愈史郎の名言「本当によく頑張ったな えらいよお前は」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」23巻 第204話「鬼のない世界」

鬼舞辻無惨を倒し、鬼のいなくなった世界で、治療を受けている炭治郎のところにやって来た愈史郎。鬼になった炭治郎がなぜ自我を失わなかったのか?なぜ人間に戻れたのか?を説明している際に出たセリフです。

しのぶの薬が効いたのか?鬼になった最初に禰豆子を噛んだのが良かったのか?など説明がつかなくても、愈史郎にとっては満足できる結末だったのではないかと感じさせられます。

その後、謙遜する炭治郎に「冗談で言ってるんだ」とかわす愈史郎。でもこれは間違いなく本音ではなく、照れ隠しだったのでしょうね!可愛い★

桑島慈悟郎(善逸の師匠/じいちゃん)の名言・名シーン

鬼殺隊の「育手」のひとりで、隊士を育てる役割を担っています。過去に鳴柱まで上り詰めたという高い実力を持つ剣士でした。我妻善逸の師匠であり、立派な隊士に育て上げようと逃げ回る善逸を追いかけ回し、スパルタ訓練を施す、スパルタおじいちゃんです。

でも大事なときは不器用ながらも励ましてくれる良きおじいちゃん。そういった魅力から、回想シーンでしか出番がないのにも関わらず、ファンが多いようです。

名言57「お前はそれでいい 一つできれば万々歳だ 一つのことしかできないならそれを極め抜け 極限の極限まで磨け」

桑島慈悟郎(善逸の師匠/じいちゃん)の名言「お前はそれでいい 一つできれば万々歳だ 一つのことしかできないならそれを極め抜け 極限の極限まで磨け」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」4巻 第33話「苦しみ、のたうちながら前へ」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

那田蜘蛛山で蜘蛛にされそうになった善逸。その時思い出したのが「じいちゃん」のこの言葉です。

善逸が使えるのは「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃」だけ。それ以外はどう頑張ってもできないことから、日頃から自信が持てません。

ですが、師匠は善逸の才能を信じています。「それでいい」と善逸ができることを認め、さらに伸ばそうとしてくれます。「一つできれば万々歳」って、良い言葉ですよね。たくさんのことができないと生きていくのは難しいと思いがちですが、何かひとつ伸ばせるものがあれば、それはとっても素晴らしいこと!

継国縁壱の名言・名シーン

炭治郎の遠い先祖である炭吉の記憶に登場する、400年前に存在した「日の呼吸」の使い手であり、開祖。

圧倒的な強さを誇り、その実力は鬼舞辻無惨が「本当の化け物はあの男だ。私ではない」と言わしめるほど。上弦の壱・黒死牟(継国巌勝)は双子の兄なのですが、弟の強さに嫉妬して鬼と化してしまいます。強さって罪ね…。

ですが、ご本人はあくまでおっとり控えめ。それどころか「自分は何の価値もない」と認識するなど、自己肯定力が非常に低いのです。もっと自信を持っていいよ!とおこがましくも声をかけてあげたい方です。

名言58「道を極めた者が辿り着く場所はいつも同じだ 時代が変わろうとも そこに至るまでの道のりが違おうとも 必ず同じ場所に行きつく」

継国縁壱の名言「道を極めた者が辿り着く場所はいつも同じだ 時代が変わろうとも そこに至るまでの道のりが違おうとも 必ず同じ場所に行きつく」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」12巻 第99話「誰かの夢」

もともと縁壱が住んでいた家に、炭吉家族が住んでいます。はっきりと描かれてはいないのですが、鬼に襲われた炭吉を縁壱が助けたのだと思われます。炭吉は「あなたのことを後世に伝える」と言いますが、縁壱はそれを拒否。そしてこのセリフに続きます。

これって、日の呼吸を受け継いだ炭治郎にあてはまりますよね。

現実においても、スポーツや芸術、仕事など、当てはまることがたくさんあるんじゃないかと思います。

名言59「私たちはそれ程大そうなものではない 長い長い人の歴史のほんの一欠片 私たちの才覚を凌ぐ者が今この瞬間にも産声を上げている 彼らがまた同じ場所まで辿り着くだろう なんの心配もいらぬ 私たちはいつでも安心して人生の幕を引けば良い」

継国縁壱の名言「私たちはそれ程大そうなものではない 長い長い人の歴史のほんの一欠片 私たちの才覚を凌ぐ者が今この瞬間にも産声を上げている 彼らがまた同じ場所まで辿り着くだろう なんの心配もいらぬ 私たちはいつでも安心して人生の幕を引けば良い」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」20巻 第175話「後生畏るべし」

鬼殺隊との戦いで劣勢を強いられる上弦の壱・黒死牟。赤い刃を見て縁壱を思い出します。

鬼を滅ぼすための呼吸術を習得する者がいないことから、継承者、つまり極めた技が絶えてしまう危機。それを心配する黒死牟(継国巌勝)に、縁壱が言ったセリフです。まさにその通りなのでしょうが、若者がよくこんな発想になりますね…。達観度が凄すぎます。

若いころから兄弟の度量が違うということがわかるシーンとなっています。

名言60「お前たちが幸せそうで嬉しい 幸せそうな人間を見ると幸せな気持ちになる」

継国縁壱の名言「お前たちが幸せそうで嬉しい 幸せそうな人間を見ると幸せな気持ちになる」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」21巻 第186話「古の記憶」

鬼舞辻無惨との最終決戦で、瀕死の状態になる炭治郎。意識が過去に移り、炭吉の中に入っていきます。そこには縁壱が目の前にいます。

その時に縁壱が炭吉に語りかけたのがこの言葉です。

人が幸せそうなら自分も嬉しいとは、それだけ信心深いというか、欲が本当にない人なんですね。もう神?仙人?の領域です。見ていてこちらも心が洗われます。こんな人間になりたいという、理想の姿が縁壱さんなのではないでしょうか。

名言61「この世はありとあらゆるものが美しい この世界に生まれ落ちることができただけでも幸福だと思う」

「この世はありとあらゆるものが美しい この世界に生まれ落ちることができただけでも幸福だと思う」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」21巻 第186話「古の記憶」

前の名言の続き。最愛の妻とお腹の子どもを一度になくした後なのに、こんな言葉が出るなんて…もう凡人なら絶対に無理。いや、徳を積んだ人でも無理じゃないですか?

炭吉とその家族が幸せに暮らしているという事実に救われているんだろうなということが推測できます。もしかすると自身と重ね合わせて、本来ならあるはずだった未来を想い浮かべているのかもしれません。切ない…。

私たちもこの世に生まれてきたことをもっと感謝しなければいけないなぁとしみじみ思います。

胡蝶カナエの名言・名シーン

胡蝶しのぶの実の姉であり、栗花落カナヲのお母さん的存在。鬼殺隊の「花柱」として活躍していましたが、ストーリーが始まった頃にはすでに故人でした。

両親を鬼に殺された過去を持ち、「他の人に同じ思いをさせない」と決意し、しのぶとともに鬼殺隊に入りました。鬼は、もとは人間であることから、憐むべき存在として見ています。「鬼と人は仲良くできる」という考えでした。

回想シーンでしか登場しないカナエさんですが、いろんな想いや意思が残っていて、存在感のあるキャラクターです。

名言62「きっかけさえあれば人の心は花開くから大丈夫」

胡蝶カナエの名言「きっかけさえあれば人の心は花開くから大丈夫」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」7巻 番外編
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

親に売られた少女・カナヲ(後の栗花落カナヲ)を引き取ってきた胡蝶姉妹。ですが、言わないと何もしないカナヲに、しのぶが「自分の頭で行動できないと」と案じます。一方、姉のカナエはこのセリフを言って、にこにこしながらカナヲに指導することはしませんでした。

これって子育てにとても大切な精神ですよね!ちょっとくらい心配なことがあっても温かい目で見守り、いつかできるからと待つ姿勢。わかってはいるんですけど、なかなか難しいことなんですよね…。カナエ姉さん、尊敬です!

名言63「倒すと決めたなら倒しなさい 勝つと決めたなら勝ちなさい」

胡蝶カナエの名言「倒すと決めたなら倒しなさい 勝つと決めたなら勝ちなさい」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」16巻 第142話「蟲柱・胡蝶しのぶ」

鬼舞辻無惨直下の精鋭・上弦の弐の童磨との戦いの中で斬られてしまうしのぶ。瀕死の状態で、いろんな想いが巡ります。気が弱くなり、涙したその時、カナエが現れてこう言いました。

この後、「しのぶならちゃんとやれる」と励ますのですが、目に涙が浮かんでいて、本当は満身創痍のしのぶに絶対に言いたくないはずのセリフだっただろうと思います。

でもこのおかげでしのぶの気持ちは奮い立ち、自分への誓いや柱としての責任感をまっとうできました。

煉獄杏寿郎(炎柱)の母の名言・名シーン

鬼殺隊を支える隊士「柱」の一人で「炎柱」の称号を持つ煉獄杏寿郎のお母様。煉獄瑠火(るか)という名前です。

ストーリーが始まったころにはすでに故人なので、煉獄杏寿郎さんの回想シーンとして登場します。

凛とした雰囲気をまとった女性です。鬼になるよう勧誘されてもまったくブレなかった煉獄さんの母親と聞くと、合点がいきます。煉獄さんの人格に多大なる影響を与えた人物としてファンも多いようです★

名言64「なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか?弱き人を助けるためです 生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者はその才を世のため人のために使わねばなりません」

煉獄杏寿郎(炎柱)の母の名言「なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか?弱き人を助けるためです 生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者はその才を世のため人のために使わねばなりません」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」8巻 第63話「上弦の力・柱の力」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

煉獄さんが思い出したお母様のセリフ。病を患っているにも関わらず、布団の上で姿勢を正し、「なぜ強くうまれたのかわかるか」と問います。煉獄さんはちょっと考えたものの「わかりません」と回答。それに対するコメントが「弱き人を…」に続きます。

強い人は弱き人を助ける力を持っているのだから、それを存分に発揮してこそ「強い」と評されるのでしょう。「強い」だけでは宝の持ち腐れ。ああ、こんな風に説得力のある話ができる母親になりたい…。同じ母として尊敬します。

正一くんの名言・名シーン

炭治郎と善逸が、任務にあたっていた際、「兄が鬼に襲われている」と助けを求めに来た少年が正一くん。兄を助け出すまで、善逸とともに行動します。

鬼に襲われそうになった時、怖さで失神した状態の善逸に助けられるのですが、意識を取り戻した善逸は、自分ではなく正一が倒したと勘違い。何故か激しく礼を言われる正一は困惑しまくり、考えるのをやめてしまいます(笑)。

とても賢い子です。兄と妹のことが大好きでとても大事にしている、良い子なのです。

名言65「なんで外に?自分だけ助かろうとしてるんですか?死ぬとかそういうことずっと言っていて恥ずかしくないですか あなたの腰の刀は一体なんのためにあるんですか?」

該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」3巻 第21話「鼓屋敷」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

鼓屋敷内ではぐれてしまった善逸・正一くんペアと炭治郎・てる子(正一の妹)ペア。炭治郎と離れたことでパニックになった善逸は、自分たちだけ外に出ようと正一くんに提案します。

その時に正一くんが放ったセリフがこれ!

善逸が血を吐くほど、言葉の切れ味が鋭すぎます(笑)。本当に笑えます。筆者は声出して笑いました!正一くん最高です(笑)。というか、このペアが最高です。

無事助かった3兄弟の、今後の幸せをお祈り申し上げます。

藤の家紋の家のおばあちゃん(ひささん)の名言・名シーン

藤の家紋の家というのは、鬼殺隊に命を助けてもらった家のこと。この家の人たちは鬼殺隊に、無償でご飯やお風呂や寝床などを提供しています。

たまたま炭治郎たちが休息に訪れた藤の家紋の家が「ひさ」さんというおばあちゃんがいる家でした。

おっとりしていて、みんなのおばあちゃん的存在。特に伊之助はひささんが大好きです。でも善逸が「妖怪婆」と評するほど、行動が素早く、気配を消すのがうまいのです。

名言66「どのような時でも誇り高く生きて下さいませ 武運を…」

藤の家紋の家のおばあちゃん(ひささん)の名言「どのような時でも誇り高く生きて下さいませ 武運を…」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」4巻 第28話「緊急の呼び出し」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

鼓屋敷での任務を終えて、骨折した炭治郎・善逸・伊之助は、藤の家紋の家を訪れ、ひささんのおもてなしを受けます。伊之助に「弱っちそう」「ババァ」などと言われても一向に気にしていません。まさに年の功!

傷が癒えころ緊急の指令が出たため、三人は出立しようとします。ひささんは切り火でお清めをした後、このセリフを言いました。

野生児の伊之助は何のことか全くわからなかったようですが、のちに彼の心を動かす原動力となるのでした。なんとも心温まる言葉ですよね。

累(下弦の伍)の両親の名言・名シーン

累は鬼舞辻無惨率いる十二鬼月「下弦の伍」の鬼です。十二鬼月の中で炭治郎たちが遭遇した初めての鬼。非常に硬い糸を使って戦います。その硬さは、炭治郎の日輪刀を切断してしまうほど。

「家族の絆」に執着しており、他の鬼たちと偽りの家族を作っています。でもその関係は累が与える恐怖から成るものでした。やはり悲しい過去を背負っていて、「本物の家族」を追い求める、哀しい少年なのです…。

名言67「一緒に行くよ 地獄でも 父さんと母さんは累と同じところに行くよ」

累(下弦の伍)の両親の名言「一緒に行くよ 地獄でも 父さんと母さんは累と同じところに行くよ」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」5巻 第43話「地獄へ」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第1期「竈門炭治郎立志編」

累は冨岡義勇に頚を刎ねられてしまうのですが、最期の瞬間、背を炭治郎が優しく触ってくれるのです。その温かさから、人間だった頃のやさしい両親の記憶がよみがえります。

「全部僕が悪かった、でも僕は地獄へ行くから、父さんや母さんと同じところへはいけないよね」と呟く彼の前に、両親が現れて言ってくれたセリフです。

恋しくてたまらなかった父や母と再会し、両親の愛にようやく気づくことができた累。良かったと思うと同時に、もっと早く気づくことができたらよかったのになぁ…と切なく感じるシーンです。

魘夢(下弦の壱)の名言・名シーン

魘夢も十二鬼月で「下弦の壱」の鬼。異様なまでに鬼舞辻無惨に忠誠を誓っている鬼です。

「眠り鬼」と呼ばれており、催眠術の要領で人間を眠らせて意のままに夢を見せる能力を持っています。「不幸に打ちひしがれている姿を眺めるのが楽しい」と豪語していることからもわかるように、サイコパスです。

鬼になる前に悲惨な過去があるのかと思いきや、全くありません(笑)。人間だったころから性根が歪んでいて、最低なエピソードばかり。お陰で最期はスッキリです(笑)

名言68「人間の心なんてみんな同じ 硝子細工みたいに脆くて弱いんだから」

魘夢(下弦の壱)の名言「人間の心なんてみんな同じ 硝子細工みたいに脆くて弱いんだから」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」7巻 第55話「無限夢列車」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

無限列車と同化して、乗客を丸ごと喰らおうとする魘夢。列車に乗り込んできた炭治郎や煉獄杏寿郎たちと戦うことになります。魘夢は血鬼術をかけて乗客を幸せな夢の世界に封じ込め、無力化する事に成功します。

その時、満足げに呟いたセリフがこちらです。確かに硝子細工みたいに脆いとなると、どんなに強い鬼狩りだって関係ありませんが、その事実をわかっているのなら、もっと優しくしてくれてもいいのに…。

どんなに強そうに見える人でも、必ず心には脆さや弱さがある。そんなことを改めて気づかされる名言ですね。

猗窩座(上弦の参)の名言・名シーン

鬼舞辻無惨率いるの精鋭である、十二鬼月の「上弦の参」。武器は徒手空拳。鬼の中でもトップクラスの強大な力を持っていて、鬼無辻無惨に一目置かれている鬼です。

「至高の強さ」を求めており、敵である人間であっても強ければ関心を示します。顔や体にラインが何本も入っていて、指先と足は染まっているし、個性的な鬼たちの中でもひと際気味が悪いかも…。薄ら笑いのせいもあるのでしょうが。

でも彼にも非常にツラい人間時代があって、やはりその過去には涙せずにはおれません。

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名言69「死ぬ…!! 死んでしまうぞ杏寿郎 鬼になれ!! 鬼になると言え!! お前は選ばれし強き者なのだ!!!」

猗窩座(上弦の参)の名言「死ぬ…!! 死んでしまうぞ杏寿郎 鬼になれ!! 鬼になると言え!! お前は選ばれし強き者なのだ!!!」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」8巻 第64話「上弦の力・柱の力」
該当の名言・名シーンの映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

「至高の強さ」を求め、人間である限りそれを持つ者にはなれないと考えている猗窩座。炎柱の煉獄杏寿郎との闘いで彼の強さを認め、致命傷を負わせながらこう叫びます。

人間であるから強い力が失われてしまうことが、よっぽどもったいなかったのでしょうね…。

もしかしたら、煉獄さんとお友だちになりたかったのかも?仲間からはもちろん、鬼のトップからも惜しまれる煉獄さんって、やっぱりすごい!

堕姫(上弦の陸)の名言・名シーン

鬼舞辻無惨配下の精鋭である十二鬼月の「上弦の陸」。遊郭・吉原を根城にしており、ものすごい美人で、花魁として人気ナンバー1を誇っています。でも性格はとっても悪い。そして裏では人間を食べています。

おなじく上弦の陸の「妓夫太郎」とはもともと血のつながった兄妹だったのですが、一緒に鬼になっています。絆が強いためか、どちらか片方の首を斬られたとしても死ぬことはありません。

傲慢なくせによく駄々っ子のようになっており、ちょっとかわいいです。もし現代にいたら、この魅力に振り回される男子が後を絶たないことでしょう。

名言70「離れない!! 絶対に離れないから ずっと一緒にいるんだから!! 何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる絶対に!!」

堕姫(上弦の陸)の名言「離れない!! 絶対に離れないから ずっと一緒にいるんだから!! 何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる絶対に!!」
該当の名言・名シーンの漫画漫画「鬼滅の刃」11巻 第97話「何度生まれ変わっても(後編)」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第2期「遊郭編」

兄・妓夫太郎とともに黄泉路に渡った堕姫(梅)。妓夫太郎は自分とは違う明るい道へ行かせようと突き放しますが、堕姫は兄を追い、背中にしがみついて泣きじゃくります。そのときに叫んだ(宣言した?)セリフです。

出た、駄々っ子!でも可愛いんです、そして必死な姿に泣けるんです。とにかくお兄ちゃんが大好きなんです。これは兄・妓夫太郎じゃなくても望むことを叶えてやりたいと思うはずです。生まれ変わったら、今度は幸せになってね…。

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妓夫太郎(上弦の陸)の名言・名シーン

妹・堕姫と同じく、十二鬼月の「上弦の陸」。2つの鎌を使っています。顔に血のシミのような痣があり、醜い容貌。「自分がされて嫌だったことや苦しかったことを人間にやる」という…かなり考えが歪んでいますね。

でも炭治郎の背負っている禰豆子に気づいても、すぐに炭治郎を殺そうとはせず、「鬼になれ」と勧誘します。兄妹愛に理解があるよう。これは堕姫との絆があるからこそ、似たような境遇の炭治郎に選択肢を与えたと思われます。

名言71「兄貴だったら妹に守られるんじゃなくて守ってやれよなあこの手で」

妓夫太郎(上弦の陸)の名言「兄貴だったら妹に守られるんじゃなくて守ってやれよなあこの手で」
該当の名言・名シーンの漫画¥漫画「鬼滅の刃」11巻 第92話「虫ケラボンクラのろまの腑抜け」
該当の名言・名シーンのアニメアニメ「鬼滅の刃」第2期「遊郭編」

戦いのさなか、炭治郎が背負っている鬼が血縁だと気づいた妓夫太郎。「妹だ」と炭治郎にわざわざ答えさせ、「お前全然妹守れてねぇじゃねぇか、みっともねぇ」と侮辱します。そして調子づいて続けた一言。

これまで妹・堕姫を守ってきたのは自分だという自負があるからこその発言なんでしょうね。プライドを感じます。

「鬼滅の刃」には心に響く名言・名シーンがいっぱい!アニメ第2期「遊郭編」にも期待しよう

以上、71個の名言をまとめてみました!きっと「まだまだあるだろう」と思っている人も多いでしょう。

なぜ、「鬼滅の刃」には、こんなに名シーンや名言が多いのでしょうか?

「これは、日本一慈しい鬼退治。」という漫画のキャッチコピーにもある通り、「鬼滅の刃」には、単純な「鬼vs人間」の戦いが描かれているのではなく、鬼の立場・人間の立場、どちらにも共感できるストーリーとなっているからなのでしょう。

登場する鬼のほとんどが元は人間。その背景には鬼にならざるを得なかった悲しい物語があり、思わず同情してしまうことも多々あります…。

鬼も人間もみんな、悲しみの中で戦います。だからこそ、鬼滅の刃には名言が多いのだと思います。

さて、そんな大人気漫画&アニメの「鬼滅の刃」ですが、TVアニメ第2期「遊郭編」も、2021年12月5日(日)からの放送が決定しています!声優さんの声で語られるカッコいいの名言に耳を傾けたいものですね。今から楽しみです!

ライター:板野 千代子

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