SDGs目標1「貧困をなくそう」 | 現状とその取り組み・私たちにできること

SDGs目標1「貧困をなくそう」 | 現状とその取り組み・私たちにできること

メディアやSNSなど、最近何かとよく見聞きするようになった「SDGs」。全17の項目からなる持続可能な社会に向けられた、世界で達成すべき目標となります。

その中から今回は、目標1にあたる「貧困をなくそう」に着目!

世界で貧困が起こっていることは知っていても、具体的に世界の貧困の状況はどうなのか、私たちに何ができるのかまではなかなか理解しづらいもの…。

そこでここでは、具体的な目標の概要や貧困が起こる原因と理由、世界で行われている取り組みから、私たち個人がスマートでオシャレに貧困に対してできることをまとめました。

目次

SDGs目標1:「貧困をなくそう」とは?

貧困をなくそう イメージ

「貧困をなくそう」という目標の意図は、読んで字のごとく地球上から貧困をなくすことです!

もし、あなたがお金がなくて生活が苦しかったら、どんな行動で解決させようと思いますか?

「たくさん働く」「娯楽や趣味に使うお金を減らす」と考える人が多いのではないでしょうか。

しかし、SDGsで定める貧困は、働き方や節約程度で解決できるものではありません。日本で暮らしていると想像できないような貧困問題が、世界中の国々で当たり前のように起こっているのです。

SDGs目標1のターゲットとは?分かりやすく解説!

「貧困をなくそう」は、その目標からもターゲットが漠然と貧しい人だということは分かりますよね?

では、そのターゲットにはどんな定義が決められているのでしょうか?

SDGs目標1では1日1.25ドル未満で生活している状態を“極度に貧しい”と定義されている

SDGsの目標1では、1日1.25ドル未満で生活している状態を“極度に貧しい”と定めています。

世界全体で見ると、なんと8億人以上の人が1日たった1.25ドル未満で暮らしています。この”極度に貧しい”暮らしをしている人たちを、2030年までに少なくとも半分にすることを目指すのが、SDGs1の目標となります。

具体的なターゲットと取り組みの内容は、以下の表をご覧ください。

ターゲット内容
1.12030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
1.22030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる。
1.3各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度および対策を実施し、2030年までに貧困層および脆弱層に対し十分な保護を達成する。
1.42030年までに、貧困層および脆弱層をはじめ、すべての男性および女性の経済的資源に対する同等の権利、ならびに基本的サービス、オーナーシップ、および土地その他の財産、相続財産、天然資源、適切な新規術、およびマイクロファイナンスを含む金融サービスへの管理を確保する。
1.52030年までに、貧困層や脆弱な立場にある人々のレジリエンスを構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的打撃や災害に対するリスク度合いや脆弱性を軽減する。
1.aあらゆる次元での貧困撲滅のための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、様々な供給源からの多大な資源の動員を確保する。
1.b各国、地域、および国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを設置し、貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援する。

掲載元:1.貧困をなくそう | SDGsクラブ | 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)

地球上に産まれた以上、すべての人間には平等に生きる権利がありますよね。

そのためにも貧しい暮らしを強いられている人、弱い立場の人たちに手を差し伸べられる環境づくりが、いま望まれています。

日本で生まれ育った私たちにとって、極度の貧困状態はなかなかイメージしづらいかもしれません。しかし、この貧困問題は、実際に地球上で起こっています。私たちひとりひとりにできることは小さくても、まずは世界の現状を知ることから始めましょう。

SDGs目標1「貧困をなくそう」が必要な理由と現状の課題

貧困をなくそう 現状

世界の国々の現状に目を向けると、そこには明日の食べ物にすら困っている人がたくさんいます。

お金がないため、幼い子どもが働きに出て家計を支えるのが当たり前になっている国もあるのです。子どものうちから大人同然に働けば、当然学校に通う時間はありません。日本では考えられませんよね。

病気になってもお金の問題で医療を受けられないので、治療を施されないまま亡くなっていく人も少なくないのです。

それでは、具体的に貧困とはどのような状態のことを指すのでしょうか?今一度、貧困について知ることから始めてみましょう。

貧困は状況により2種類に分けられる

貧困と呼ばれる状況は、大きく「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2種類に分けられます。それぞれがどのような状態をさすのか解説していきましょう。

  • 絶対的貧困
    生きていくことすら難しいレベルの貧困状態をさします。
    衣食住すら満たされず生活に必要なものが買えない、医療が受けられない、また、子どもの体重が同世代の平均に達していないといった状態です。
  • 相対的貧困
    その国や地域の水準と比べて貧しい状態をさします。
    生命を維持するための生活は送れているとしても、そのレベルが標準には達していない状態です。
    たとえば、子どもが働くことでなんとか家計が保られている、金銭的な問題で大学進学を諦めるなど、貧困が原因でなんらかの我慢を強いられたり窮屈な思いをしていたりする状態はこれにあたります。

1日1.9ドル未満で生活をする「極度の貧困」

世界銀行が定める「国際貧困ライン」では、1日1.9ドル未満で暮らすことを「極度の貧困」と定義しています。以前は1.25ドル未満が基準であった貧困の定義が、2015年10月に改定され、「極度の貧困」という定義が生まれました。

現状、世界では10人にひとりが極度の貧困状態で生活をしています。1.9ドルは日本円で換算すると208円(2021年7月19日現在)。

あなたは、たった208円で1日暮らすことができるでしょうか?

貧困はなぜ起こる?

続いては、貧困が起こる9つの原因とその理由を解説します。

  • 失業…仕事がなくなれば、当然ながら収入は得られず貧困につながります。仕事がない国では、すぐ再就職することもできず、貧困が長引くことになります。
  • 疾病…病気になり働けなくなることが原因による貧困です。
  • ケガ…ケガをして働けなくなることが原因による貧困です。
  • 離婚…離婚後、仕事にブランクがある場合に再就職が難しい環境・国は数多く存在します。元夫から養育費が支払われないことにより、貧困に陥る場合もあります。
  • 紛争…紛争の多くは貧困が原因です。貧困への不満から紛争が起こり、住居を失う、難民が増えることでさらに貧困は悪化します。
  • 内戦…国内での争いが日常的に起こっている国は少なくありません。住居を失う、ケガをする、職をなくすなどにより、貧困に陥ります。
  • 災害…感染症の流行、干ばつによる水や食料の不足によって起こる貧困です。
  • 教育問題…満足に教育を受けられていない子どもは、大人になっても思うような職に就けず、貧困の連鎖の原因となることがあります。
  • 社会的孤立…貧困により周囲との関係が希薄になることで、孤立しやすくなります。貧困が孤立を生み、孤立が貧困を生むという悪の連鎖が起こっている現状があります。

このように貧困の原因はさまざまで、上記のうち複数が絡み合うことで貧困が生まれるケースもあります。

貧困問題の原因は、簡単にこれだ!と語れないことが分かりますよね。

世界の貧困の現状

2002~2012年の10年間でみると、前述した国際貧困ライン以下で暮らす人々の割合は半減したとされています。

その割合は、全世界人口のうち26%から13%に減っています。

しかし、豊かな国と貧しい国の格差が依然として存在しているのは紛れもない事実です。

国による貧困率の差が大きい点は、常に念頭に置いておかなければならないでしょう。

日本の貧困の現状

日本における相対的貧困ラインは年収122万円とされています(経済協力開発機構の作成基準に基づく)。

2015年に実施された国民生活基礎調査によれば、貧困率は15.6%にのぼりました。

また子どもの貧困は深刻で、7人にひとりが相対的貧困に陥っているとされています。先進国の中で調べた調査では37カ国中23位で、下から数えたほうが早い順位です。

日本は豊かな国というイメージを持っている方は、この結果に驚いているのではないでしょうか。

各国で行われているSDGs目標1への取り組み

貧困をなくそう 企業の取り組み

SDGs目標1「貧困をなくそう」を達成するべく、世界では以下の取り組みを進めています。

  • すべての人々が社会的保護を受けられる環境整備
    子どもや高齢者、失業者に災害被害者、社会的弱者など、保護が必要な人はしかるべき保護を受けるべきだという取り組みです。
  • 基礎的なサービスに平等にアクセスできる権利を守る
    誰もが当たり前に教育を受けられ、健康を守り、水や電気などのインフラを使えるような権利を与えるための取り組みになります。
  • 災害や気候変動に対する強靭性
    予期せぬ災害時、被害を最小限に留められる環境の構築により、貧困にならないような土台づくりも進められています。

日本の企業によるSDGs目標1への取り組み事例

日本、そして国内のさまざまな企業でももちろん、SDGs目標1「貧困をなくそう」を実現するために、さまざまな取り組みが行われています。

ここでは、SDGs1に取り組む企業の概要と、それぞれの内容を紐解いていきましょう。あなたが知っている企業もきっとあるはずですよ。

「日本航空株式会社(JAL)」のSDGs目標1への取り組み事例

「日本航空株式会社(JAL)」のSDGs目標1への取り組み事例

photo by JAL企業サイト

日本の航空会社といえばと聞かれて、真っ先に日本航空株式会社(JAL)を思い浮かべる方も多い大手航空会社です。

JALでは世界の貧困をなくすべく、以下ふたつの取り組みを行っています。

  • ユニセフ支援
    JALでは1991年より、海外旅行で使い切れなかった外国通貨を募金として集める取り組み「Change for Good®」を開始しました。集まった募金は、各国へ無償で輸送しています。
    募金は、成田と羽田、関西空港のラウンジに設置された募金箱でも受付中です。さらにユニセフの街頭募金やチャリティーイベントには、JALの社員がボランティアで参加することもあります。
  • TABLE FOR TWO 社員食堂プログラム
    JALの社員食堂では、対象メニューを1品注文すると20円が飢餓に苦しむ子どもたちに届けられます。これは特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalの取り組みに、JALが参画し実現したものです。
    なお、20円は開発途上国における、1食分の学校給食の金額に相当します。

社名(商号)日本航空株式会社
本社所在地東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル
事業内容1.定期航空運送事業及び不定期航空運送事業
2.航空機使用事業
3.その他附帯する又は関連する一切の事業
公式サイトhttps://www.jal.com/ja/

「クラウドクレジット株式会社」のSDGs目標1への取り組み事例

「クラウドクレジット株式会社」のSDGs目標1への取り組み事例

photo by クラウドクレジット

クラウドクレジット株式会社は、資金を必要とする国と、投資家が持つお金を結ぶサービスを展開する会社です。

集まった資金はクラウドクレジットを介して投資先に届けられ、その国の設備や環境を整えるために使われます。

投資先の国は、得た資金で新たなビジネスや雇用の創出に活用。一定期間を経て、豊かになった国から資金が返済され、投資家のもとへ戻る仕組みになっています

クラウドクレジットのSDGs関連の取り組みは、以下のとおりです。

  • マイクロファイナンス機関
    貧困に悩む人々への融資により、彼らの生活向上や自立を支援するのがするマイクロファイナンス機関です。
    同機関へ融資をする支援ファンドへ投資をし、SDGs目標1「貧困をなくそう」、目標8「働きがいも経済成長も」、目標10「人や国の不平等をなくそう」の達成を目指しています。

社名(商号)クラウドクレジット株式会社
本社所在地東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル802
事業内容金融業
公式サイトhttps://crowdcredit.jp/

「株式会社ジモティー」のSDGs目標1への取り組み事例

「株式会社ジモティー」のSDGs目標1への取り組み事例

photo by 株式会社ジモティー

ジモティーは不要な物を持っている人と、それを必要とする誰かをつなげるサービスです。サービス名は「地元の掲示板」を略したもの。

「売ります・あげます」のカテゴリでは、家具や家電に、子どものおもちゃ、生活雑貨、コスメに服など、日常で使える物のやり取りが可能です。物以外では、技術を教えたい人と教わりたい人を結びつけたり、地域のイベント情報も掲載されています。

ジモティー株式会社では、SDGsの取り組みで以下を実践しています。

  • ひとり親支援
    日本のひとり親世帯は、母子家庭・父子家庭合わせて141.9世帯(出典:厚生労働省「平成28年度 全国ひとり親世帯等調査の結果」)。
    このうち、半数近くの65万世帯がジモティーを利用しているといいます。ジモティーでは企業との協賛により得た支援物資を、ひとり親世帯に優先的に提供する受け渡し会を実施。貧困で悩みやすいひとり親世帯を支援しています。

社名(商号)株式会社ジモティー
本社所在地東京都品川区西五反田1-30-2 ウィン五反田ビル4階
事業内容クラシファイドサイト「ジモティー」の企画・開発・運営
公式サイトhttps://jmty.co.jp/

SDGs目標1「貧困をなくそう」に対して私たちができること

貧困をなくそう フェアトレード商品

ここまででSDGs目標1「貧困をなくそう」の概要と、さまざまな企業の取り組みについてはイメージできたでしょうか。

世界的な問題であるため、中には「個人にはどうしようもできない問題だ」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、SDGs目標1を解決に導くための取り組みは、わたしたちにもできます!

まずはフェアトレード商品を買うこと、そして寄付やボランティア、支援活動への参加です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

フェアトレード商品を購入しよう

フェアトレード商品とは、適正な価格を生産者に支払い買い取った原料から作られた商品のこと。

衣類品や食料品売場で、とても安い商品を見ることはありませんか?

私たちが商品を安く手に入れられることは嬉しいことですが、その商品の原料を生産する途上国の人たちは、じつは苦しめられているかもしれません。

なぜなら、「商品が安い=原料が不当に安い価格で買われている」という可能性があるためです!

途上国で生産される原料を適正価格で購入することは、生産者の生活を維持することや、自立を助けることに大きく貢献します。

わたしたち消費者が意識してフェアトレード商品を購入すれば、遠くどこかの国の誰かが助かるということなのです!

国際フェアトレード認証商品の製造ライセンスを取得「小川珈琲」

珈琲づくりを通じて、地球環境を守り、生産者の暮らしも支えることを目指す小川珈琲。京都の珈琲職人を名乗り、その誇りを常に抱きながら“いつどんなときも、美味しい珈琲”をつくりあげています。

小川珈琲では、2003年に国際フェアトレード認証ラベル商品を製造するためのライセンスを取得しました。翌年2004年からは商品の販売も開始しています。

小川珈琲のフェアトレード商品「有機珈琲フェアトレードモカブレンド」は、香り高く、苦味と酸味、コクのバランスが整った珈琲です。ドリップ、粉、豆の3パターンが販売されているので、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

3種類の有機珈琲を同梱したコレクションパックも販売されています。

社名(商号)小川珈琲株式会社
本社所在地京都市右京区西京極北庄境町75
事業内容コーヒーの製造および紅茶、コーヒー器具、輸入食品、喫茶材料の卸、販売

フェアトレード&オーガニックコットン100%使用「no nasties(株式会社 フェアトレードコットンイニシアティブ)」

株式会社フェアトレードコットンイニシアティブは、フェアトレードとオーガニック、ふたつの認証ラベルを取得している日本で唯一の企業です。

化学肥料や農薬を使わずに育てられ、生産者と適正価格で取引されたフェアトレード&オーガニックコットンを使った商品を作っています。

エシカルファッションブランド「no nasties」も展開。取り扱われている商品はすべてフェアトレード&オーガニックコットン100%使用です。

生産者にも、消費者にも優しいコットン製品の製造と販売を通じて、地球上から貧困をなくすための取り組みをしています。

社名(商号)株式会社フェアトレードコットンイニシアティブ(FCI)
本社所在地東京都千代田区神田錦町3-21 PLATFORM SQUARE
事業内容フェアトレードコットンを用いた商品の製造、加工、販売

フェアトレードのバラを販売「株式会社 フラワーオークションジャパン」

花屋で見かける色とりどりの花も、輸入品が多いことをご存じですか?株式会社フラワーオークションジャパンは、日本では初めてフェアトレードフラワーの取り扱いを開始しました。

販売するのは、フェアトレードのバラです。

見た目の美しさでわたしたちを楽しませてくれる花ですが、もし、背景では不当なやり取りがされているかもと思うと、魅力が薄れてしまいそうですよね。

フラワーオークションジャパンは、フェアトレードバラを販売による収益で、子どもたちのための教育施設や病院の建設を行うなどの取り組みを通じて社会に貢献しています。

社名(商号)株式会社フラワーオークションジャパン
本社所在地東京都大田区東海2-2-1
事業内容東京都中央卸売市場大田市場花き部卸売業者(農林水産大臣許可)
花き=観賞用園芸植物(切花・鉢物)の卸売を行う

支援団体へ「貧困をなくす」ための寄付をする!

思い立ったらすぐに行える取り組みのひとつ、支援団体への寄付。SDGs目標1「貧困をなくそう」を掲げている支援団体に募金すれば、貧困問題に悩む国へ集まった寄付金を届けてくれます。

小学生のころ、募金と引き換えに赤い羽根をもらった経験がある方はきっと多いはず。あの「赤い羽根共同募金」も、SDGsに賛同している支援団体のひとつなのです!

たとえ1円でも10円でも、多くの人から募金が集まることで、寄付金は大きな額になります。

オンラインで寄付できる仕組みを整えている団体もたくさんあるので、一度ネットで検索してみてはいかがでしょうか?

ボランティア活動に参加する

ボランティア活動に参加することも、個人でできるSDGsの取り組みのひとつです。

不要になった服や日用品、切手、ハガキ、おもちゃなどを集めてボランティア施設に送る手段も立派なボランティア活動になります。

SDGsについて考えるイベントやセミナーも全国で開催されています。ボランティア参加者として、年々参加者が増えているため、お手伝いがてらにこういった活動に参加するのも気軽に取り組める活動のひとつですね♪

「子ども食堂」などの教育支援に参加!

貧困に悩む子どもたちを直接支援する方法もあります。たとえば「子ども食堂」が有名です。

子ども食堂とは、貧困問題を抱える子どもたちに、無料もしくは低価格で料理を提供する場のこと。主体となっているのは、主にその地域で暮らす方々や自治体です!

料理が得意だったり、子どもが好きだったりする方は、子ども食堂の支援活動に参加してみるのもおすすめですよ♪

子どもたちの笑顔と、料理をおいしく食べる姿を見ながら、地球上の貧困問題をどう解決していくべきか考えてみましょう!

なかなか自分事として捉えずらいSDGs目標1「貧困をなくそう」。世界で起きている状況を受け止めることから始めましょう

日本に生まれた私たちは、何不自由なく生活しているため実感がわきづらいですが、じつは貧困になる可能性は誰にでもあります。

例えば、災害です。災害はいつ起こるか分からない上に、自分の生活圏がどのくらいの被害を被るかも全く予測がつきません。

震災が急に起こったとして財産がすべて失われたとき、手を差し伸べてくれる人々の行動に対して、あなたはどう感じますか?

同じ地球上で生きる人間は平等であるべきですが、遠くの国では、明日を生きることさえ難しい可能性がある人もいます。

そんな方たちのために、今あなたはなにができるかを自分事として考えてみてはいかがでしょうか。

フェアトレード商品を手にとる、少額でも募金を始めてみる、ボランティアに参加するなど、方法はいくらでもあります。

SDGs目標への理解が少しでも深まったなら幸いです。地球上から貧困をなくすためにできることを一度考えてみて、無理のない範囲でできることから始めましょう!

ライター:神村 綾乃

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