
秋から冬にかけて旬を迎える果物のひとつ、リンゴ。
主な産地は青森県や長野県、山形県などですが、風に揺られることで枝と擦れ、傷や割れができてしまったり、色やサイズにバラつきができたりしてしまうと、出荷基準に満たなくなります。
そうなると、破棄せざるを得ないということも。食べられる状態なのに「もったいない!」ですよね。
ここでは、そんな廃棄されるはずの「傷リンゴ」を活用してつくられたビール「アップルシナモンエール」をご紹介します。
まるでアップルパイ?いろんな表情を持つビール「アップルシナモンエール」

商品名 | アップルシナモンエール(発泡酒) |
内容量 | 330ml |
希望小売価格 | 506円(税込) |
発売日 | 2021年9月24日(金)~秋冬限定 |
「アップルシナモンエール」は、微かに焦がしたカラメルモルトのコク深い琥珀色のビールがベースとなっています。
そこに焼リンゴ、メープルシュガー、シナモンといった副原料を合わせてつくられており、栓を開けると焼きたてのアップルパイのような、「美味しい香り」が漂います。
1口飲むと、カラメルモルトのコク深い甘みと、りんごの淡い酸味が広がります。ホップの苦みもわずかに感じられ、メープルシュガーの香ばしい甘みが余韻として残るといった、いろんな表情を見せてくれるビールです。
少しシナモン風味でスパイシーな泡も、アクセントなっています。
「傷リンゴ」から生まれた、サステナブルなビール

このビールで使われているリンゴは、いわゆる「傷リンゴ」。
果実が成熟する前に落下して表皮にキズがついた、色むらがある、などといった、通常では売り物にできないリンゴです。
サンクトガーレンはこの「傷リンゴ」を買い取って、地元パン屋さんのオーブンを借りて、1日かけて焼き上げます。そして翌1日かけてビールを仕込んでいくのです。
加工に使うリンゴは1回分でおよそ500個。1シーズンでは2,500〜3,000個のリンゴの使用を見込んでいます。
こうした傷リンゴは、収穫量トータルの3分の1量にもなると言われています。
これらをビールに加工して有効活用することで、フードロス削減につながりますね。農家貢献だけでなく、SDGs達成にも貢献していると言えるでしょう。
アップルシナモンエールのハロウィンバージョンも同時発売!

「アップルシナモンエール」のラベルは通常リンゴのデザインですが、ジャック・オー・ランタンになったラベルの「ハロウィンバージョン」が、2021年9月24日から同時発売されます。
日本ではカボチャが有名なハロウィンですが、欧米ではリンゴも欠かせないものなのです。
2021年10月末までの販売となるため、ハロウィンギフトとしてもおすすめですよ。
【販売元】サンクトガーレンオンラインショップ、一部百貨店お酒売り場ほか